年末といえば、大掃除の季節。今年もあと少しで新年を迎えるにあたり、家の隅々まできれいにして気持ちよく新しい年を迎えたいですよね。でも、「どこから掃除を始めればいいの?」「効率よく進めるコツは?」と悩む方も多いはず。ここでは、大掃除の意味から、場所や汚れ別の掃除のコツまでを分かりやすくご紹介します!

掃除
なぜ年末に大掃除をするの?

大掃除は、日本の伝統行事として古くから行われてきました。

もともとは、新年を迎える前に家を清めて神様を迎えるための「煤払い(すすはらい)」が起源です。

この行事が時代とともに「大掃除」として定着しました。

現代では、新しい年を清潔な環境で迎えるための準備として、多くの家庭で行われています。

大掃除を効率よく進めるための基本ルール

  1. 計画を立てる
    大掃除を一日で終わらせるのは大変なので、1週間前や休日を使って少しずつ進めるのがおすすめ。
    部屋ごとや汚れの種類ごとに分けて、スケジュールを組みましょう。

  2. 掃除は「上から下へ」「奥から手前へ」
    ホコリや汚れは上から下へ落ちるので、掃除も天井→壁→床の順で進めると効率的。
    また、部屋の奥から掃除を始めることで、掃除した場所を汚さずに済みます。

  3. 道具を準備する
    雑巾、スポンジ、掃除機、洗剤などをあらかじめ用意しておくとスムーズ。
    最近はジェルクリーナーや電動ブラシなど、便利な掃除アイテムも増えているので活用してみてください。

大掃除の順番とポイント

  1. リビング・ダイニング
    天井や照明の掃除:クイックルワイパーや専用のモップでホコリを取り除きます。
    家具の拭き掃除:テーブルや棚は湿った布で丁寧に拭きましょう。
    窓・カーテン:窓は水拭き→乾拭きでピカピカに。カーテンは洗濯機で洗えるものならこのタイミングで洗いましょう。

  2. キッチン
    換気扇・レンジフード:頑固な油汚れには重曹ペーストを塗り、少し置いてからこすり落とすと効果的。
    コンロ周り:専用の油汚れ用洗剤を使い、焦げ付きも丁寧に除去します。
    シンク:クエン酸スプレーで水垢を落とし、仕上げにピカピカに磨きましょう。

  3. バスルーム・洗面所
    カビ取り:防カビ剤や漂白剤でカビをしっかり除去。ゴムパッキンなども念入りに掃除を。
    鏡の掃除:水垢にはクエン酸スプレーを使い、マイクロファイバークロスで磨きます。
    排水口:掃除ブラシや専用洗剤を使い、ぬめりを落としましょう。

  4. トイレ
    便器の内側:酸性洗剤を使うと汚れが落ちやすいです。
    便座・タンク周り:消毒用アルコールで除菌し、ピカピカに。
    床や壁:トイレ用シートで汚れやホコリを拭き取ります。

  5. 玄関
    ドアの拭き掃除:水拭きで泥やほこりを取り除きます。
    靴箱:中の靴を整理し、靴箱の中も掃除機や湿った布で拭きましょう。
    床:掃除機でゴミを吸い取り、水拭きで仕上げます。

汚れ別の掃除のコツ