アルフォンソ・デイビス 写真:Getty Images

 今季限りでバイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)と契約満了を迎えるカナダ代表DFアルフォンソ・デイビス(23)だが、いまだに契約延長には至らず。来年1月1日からはフリー移籍に向けた海外クラブとの交渉が可能な状況となっている。

 母国のバンクーバー・ホワイトキャップスでプロキャリアをスタートさせたデイビスは、2018年夏にバイエルン入り。左サイドにコンバートされると、圧倒的なスプリング能力と高い攻撃力を武器にクラブの複数タイトル獲得に貢献し、今季もここまで公式戦20試合で3アシストを記録している。

 そのデイビスに関してバイエルンは今年初めに年俸1300万ユーロ(約20億9000万円)の魅力的なオファーを提示したものの、これは拒否されたという。バイエルンは契約延長に希望を抱いているものの、1月から他クラブとの交渉が可能となることから迅速に物事を進めたいと考えている模様だ。

 そんなデイビスにはレアル・マドリード(スペイン1部)やバルセロナ(スペイン1部)、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)、チェルシー(イングランド1部)が状況を注視しているという。ただ、スペイン2クラブは獲得するために複数の問題を抱えており、ユナイテッドはパフォーマンスに一貫性がないことや財政面から獲得レースから撤退する可能性もあるようだ。

 そのなかで、イギリス『アスレティック』によれば、新たに日本代表MF遠藤航が在籍するリバプールが獲得に興味を持っているとのこと。今季のプレミアリーグで首位に立つリバプールはアルネ・スロット監督のハイプレスなチームスタイルに完璧にフィットすると考えているようだ。