セレッソ大阪所属のブラジル人MFヴィトール・ブエノには、以前から2024シーズン限りで退団という噂が駆け巡っているが、ここに来てブラジル国内クラブからの関心が報じられているほか、代理人が同選手の去就に言及した。
ブエノの妻であり、幼少期に日本で生活していたマユミさんは、11月下旬にインスタグラムを更新。ストーリーズにて、自宅とみられる場所で段ボールが山積みになっている様子をアップしたが、この投稿内容にネット上では「引っ越し?」「まゆみさんが荷造りして、ブエノ移籍かな?」など、同選手の移籍を予想する声が挙がっていた。
そんなブエノの去就について、ブラジル1部昇格組スポルチ・レシフェの専門サイト『Noticias do Sport』は12月13日に「スポルチは海外のマーケットにも目を向けていることが判明。ヴィトール・ブエノの獲得に向かっているが、現時点では署名済みの事前契約書の返却を待っているところだ。両者はすでに口頭合意に達している」とリポート。同選手のスポルチ移籍が決定的だというが、この報道内容は完全否定されている。
ブラジルメディア『グローボ』のソウザ記者が13日に伝えたところによると、ブエノの代理人はスポルチ移籍報道を受けて「ブエノとC大阪の契約は、まだ2年残っている。あれは巨大なフェイクニュースだ」とコメント。ただ、C大阪残留の可能性には直接言及しなかったという。
現在30歳の同選手は、サントスやサンパウロなどブラジル国内複数クラブを経て、2024年1月にアトレチコ・パラナエンセからC大阪へ完全移籍。来日1年目の今季、リーグ戦で3ゴール4アシストも、スタメン出場はわずか9試合。9月13日のヴィッセル神戸を最後に、公式戦での出番がなかった。
なお『グローボ』は2024年1月、ブエノのC大阪移籍決定前に「両者は3年契約を結んだ。移籍金は350万ドル(当時約5億円)」と伝えていた。稼働率の低さが移籍金額に見合わないという意見がネット上で見受けられるが、C大阪幹部は安価での放出を避けたいと考えているかもしれない。