もう一人の橋岡議員は、仕様変更に係るサウンディング調査や、指定管理期間10年間の予算配分について質問していますが、過去2度にわたって本議案が「彼らによって」否決された案件にもかかわらず、彼らが否決理由とした「問題の核心」にふれる質問にはなっていません。
なお、本審議の結果、「さくら会等議員団」の皆さまは、すべて本議案を含む予算案に賛成していますから、彼らは草ぶえの丘の指定管理の仕様の大改変については、ほぼ審議する必要のない議案であると判断したことになります。
繰り返しになりますが、本件に関する過去二回の否決は、彼らが中心になされたものでした。その結果、推計で2億円以上の「税金の無駄」が発生した事案であるにもかかわらず、実に奇妙な振る舞いです。
「その他の議員」の審議「その他の議員」の中で、共産党選出の委員も、本件について一切質問していないことがわかります。共産党の立場は、指定管理のような民間活用をする議案にはすべて反対の立場ですから、そもそも反対する議案に対して審議する必要性を感じなかったものと推察されます。
次回は、「その他議員」のうち、参政党の三井議員、市民ネットワークの五十嵐議員、そして私の3名の質問について解説します。
(次回につづく)
・佐倉市草ぶえの丘の指定管理者選定問題①:議会の横暴に関する典型事案 ・佐倉市草ぶえの丘の指定管理者選定問題②:指定管理者の二回の否決 ・佐倉市草ぶえの丘の指定管理者選定問題③:指定管理者否決の問題点と謎 ・佐倉市草ぶえの丘の指定管理者選定問題④:大改定されたいびつな仕様 ・佐倉市草ぶえの丘の指定管理者選定問題⑤:仕様の審議手法と佐倉市議会の分類