アビスパ福岡 写真:Getty Images

 2024シーズンまでアビスパ福岡を率いていた長谷部茂利氏は、川崎フロンターレの監督に就任。福岡は12月13日、町田ゼルビアのヘッドコーチとして黒田剛監督を支えていた金明輝氏の招へいを公式発表した。同氏によるサガン鳥栖監督時代のパワーハラスメント(パワハラ)行為が再び話題になる中、『スポーツ居酒屋KITEN!』がスポンサー契約終了を発表した。

 東京都杉並区高円寺にあるKITEN!の河野創代表は13日、公式サイトにて「2014年の創業より10年間にわたり続けてまいりました、アビスパ福岡のオフィシャルスポンサー(サポートファミリー)契約を本年をもちまして一旦終了させていただくことをご報告いたします」とアナウンス。契約終了に至った経緯について、以下のように説明した。

 「当店は、2014年よりアビスパ福岡のサポートファミリー【ブロンズ】に仲間入りさせていただき、翌2015年にはサポートファミリー【シルバー】へ契約を昇格させ、本年に至るまで継続させていただいておりました」

 「当店代表の地元である福岡のJリーグクラブ・アビスパ福岡へ微力ながら貢献し続けたいと思い、小さい個人事業主ながらサポートファミリー契約を更新し続けてまいりましたが、今回、諸般の事情を受け、契約の一旦の終了を決断した次第です」

 監督人事への言及は無かったが、河野代表は「サポートには、様々な形、様々な方法があると考えます。当店においても、今後のアビスパ福岡へのサポートについて一度立ち止まって考えてみようと思います」としつつも、「スポーツ居酒屋KITEN!というお店がある限りアビスパ福岡の熱烈応援は続けますし、来年も試合の放映も続けてまいります」と、福岡サポーターの集う場であり続けることを強調した。

 なお金氏は2020年まで鳥栖の下部組織やトップチームを率いていたが、監督退任後に鳥栖下部組織でのパワハラ行為が認定。日本サッカー協会(JFA)の定める規則に違反したとして、指導者ライセンスでS級からA級への降格処分、JFAの定める研修、社会奉仕活動を科されている。