■それにしてもこの管理者、ノリノリである
こちらの自販機を管理しているのは、北海道札幌市に店舗を構える「澤口商店」。
同自販機の詳細について、代表・澤口さんは「当店では長年、飲料の100円ベンダーを営ませて頂いています」「一昨年、自販機の入れ替え時にメーカーさんの勧めで、飲料水と食品の併売機を導入しました。この新型の自販機は温度管理もでき、冷凍食品以外は何でも販売できる優れものです!」と、語る。
かくして、澤口商店の店舗で取り扱っている、酒、たばこ、食品、飲料、鮮魚(魚の干物)、造りたて揚げかまぼこ、日用雑貨、100種類以上の駄菓子といった販売ラインナップの中から、澤口さんがチョイスした商品を新たに補充・販売していくこととなったのだ。
過去の変わり種商品を尋ねてみたところ、澤口さんからは「りんご、柿、みかんといった果物類が好評でした。他にも、板チョコ、『チップスター』などの箱菓子、袋菓子、カステラ類、羊羹や、パイナップルやみかんの缶詰、カップデザートなど、色々なものを販売してきました。『さけるチーズ』なども、なかなか好評でしたよ!」との回答が。それにしてもこの男、ノリノリである。
ちなみに今回話題となった玉ねぎは、札幌市東区の農家より直接仕入れた「北もみじ」という品種だという。
自販機で玉ねぎを販売する光景を「単なるウケ狙い」と捉えた人もいるかと思うが、澤口さんは「24時間いつでも利用できる自販機は、利用されるお客様はもちろん、販売する我々も恩恵を受けています」と、その利点を挙げる。
続けて「ここ数年、我々業者のニーズにあった様々な自販機を提供して頂けるようになり、機能もさらに進化して、トラブルも殆どなくなりました。メーカーさんに感謝です!」とのコメントを寄せてくれたのだ。
珍しい自販機に遭遇した際、たまには誘惑に身を委ねてみると、思わぬ発見があるかもしれない。