■“省略”して書くのが特徴
草書は漢字の書体の一つで、字画を大きく省略して書くのが特徴。文字ごとに決まった省略があるため、形を覚えていなければ読めないことも。楷書の書き方がほぼ一通りしかないのに対し、草書は何通りかの書き方があり、書家によって違いが出ることも多い。
森貫主は能書家として知られ、各地の石碑の揮毫のほか、大相撲の音羽山部屋の看板、長野県庁の特別室に飾られる書や、映画やテレビ番組の題字を手がけたことも。
以前に日本漢字能力検定協会の理事を務めていた縁から、1995年に始まった「今年の漢字」の揮毫を手がけている。