タイ1部ラーチャブリーFC所属のタイ代表DFジョナサン・ケムディーには、すでにJリーグ移籍の可能性が報じられているが、湘南ベルマーレとFC東京をはじめ複数クラブの争奪戦に発展しているという。
タイとデンマークのハーフであり、強靭なフィジカルを武器とする22歳のケムディーは、2024年9月にタイA代表でデビューを飾るなど、同国屈指の長身センターバックとして活躍。タイメディア『ボールタイ』は12月7日、Jリーグクラブからオファーが届いている可能性を伝えていた。
するとタイメディア『Buaksib』は12日に「移籍市場で最も人気のあるケムディーには、多くのクラブが関心を寄せている」とリポート。タイ1部BGパトゥム・ユナイテッドと合意に達していないことを伝えた上で、「ここに来て湘南とFC東京が彼の獲得に興味。すでに複数回にわたり交渉している」と、同選手を巡る一部クラブの動きを報じた。
ケムディーの獲得に動いているとみられる湘南だが、タイのサッカー事情に精通しているMan Kosin氏によると、同クラブはタイ人選手2名を新戦力候補にリストアップしている模様。ポジションはディフェンスとウイングだが、選手名は明らかにしていない。
2024/25シーズンのタイ1部リーグでも開幕から9試合つづけてフル出場するなど、守備陣の中心選手であり続けているケムディー。負傷によりおよそ1か月戦列を離れた後、11月20日の国内カップ戦で復帰しているが、タイ国外クラブからのオファーを受け入れるか、同選手の決断に注目が集まる。