タイ代表MFエカニット・パンヤは、タイ1部ムアントン・ユナイテッドからの期限付き移籍期間満了により、2024シーズン限りで浦和レッズを退団。タイ国内では、同選手がBGパトゥム・ユナイテッド経由でセレッソ大阪に加入する可能性が取りざたされている。
エカニットの去就を巡っては、タイメディア『ball thai』が11月の時点で浦和退団、ムアントンからBGパトゥム・ユナイテッドへ完全移籍する可能性を報道。一方、タイのサッカー事情に詳しいBebangpakong氏は11月末、浦和以外のJリーグクラブがムアントンと同選手の獲得交渉を進めていると伝えた。
2025シーズンもJリーグの舞台でプレーすることが期待される中、タイ人ジャーナリストのJay Worrapath氏が12月12日に伝えたところによると、パトゥムはムアントンからエカニットを完全移籍により獲得した上で、パートナーシップ提携先であるC大阪へ期限付き移籍により放出するとのこと。ただ現時点では移籍金をはじめ交渉内容が明らかにされていないほか、『サイアムスポーツ』をはじめタイ国内の大手メディアは、Jリーグ再挑戦の可能性を報じていない。
現在25歳のエカニットは、ムアントンの主力選手として活躍すると、2023年5月に当時チームメイトのMFウィーラテップ・ポンパーン、MFジャルンサック・ウォンコーンとともに浦和の練習に参加。トレーニングでのパフォーマンスが評価され、同年7月に浦和へ期限付き移籍。来日1年目はリーグ戦5試合の出場でノーゴールという結果に終わった。
それでも2023シーズン終了後に期限付き移籍期間延長を勝ち取ると、2024年1月にはAFCアジアカップに臨むタイ代表の招集を辞退し、浦和のトレーニングキャンプに参加。さらなる飛躍が期待されたが、2024シーズンもスタメン出場1試合、途中出場8試合とプレータイムを確保できず。7月6日のJ1第22節・湘南ベルマーレ戦を最後にリーグ戦で出番が無かった。