■募るDNA鑑定への不信感
さらに「エイガリの死はDNA鑑定で確認されたものです。私たちはそれを信じ、大金をかけて盛大な葬儀をあげました。でも、お金のことはどうでもいいんです。私たちが埋葬したのはいったい誰なんでしょう? その人の家族は、彼のことを今も探しているのではないでしょうか」と、エイガリさんの代わりに弔った遺体について心配している様子だ。
エイガリさんの親類一同は、彼の帰還を心から喜んでいるが、同時にDNA鑑定に不信感を募らせてもいる。エイガリさんの義理の妹エイマンさんは「アラーの思し召しです」と感謝の言葉を口にしつつも、葬儀費用の賠償請求を検討していると付け加えた。
鑑定を行ったアクマル・ザヴァトローヴァさんは弁明する。
「DNA鑑定の結果だけを見て、遺体の身元を100%特定することはできません。可能性がどれだけ高くとも、残りの0.08%を忘れてはいけないのです」
なお、このDNA鑑定はエイガリさんの爪切りに残されていた爪を採取して行われたという。
自分の墓石に埋め込まれるはずだったプレートを持ち記念撮影するエリガリさん。メメント・モリ――このような体験めったにできないだろうから、ぜひとも今後の人生の糧にしていただきたいものだ。
文=佐藤Kay
提供元・TOCANA
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