感情をぶつけることを「怒る」「叱る」などと表現します。
ただし「怒る」と「叱る」では意味合いが変わるので要注意です。

今回はそんな「怒る」と「叱る」の違いを解説します。

目次
「怒る」とは
 ・「怒る」の意味
 ・「怒」の成り立ち
「叱る」とは
 ・「叱る」の意味
 ・「叱」の成り立ち
「怒る」と「叱る」の違いと使い分けとは
 ・「怒る」と「叱る」
まとめ

「怒る」とは

「怒る」と「叱る」は意味が違う?両者の違いを解説!
(画像=『FUNDO』より引用)

ここでは「怒る」の意味を解説します。

「怒る」の意味

「怒る」は感情に任せて自分の怒りや苛立ちをぶつけることを指します。

基本的に「怒る」という行為は自分のためにやっているのが特徴です。

そのため、視点が相手ではなく自分に向いている言葉と言えるでしょう。

ただし、自分は「怒っている」つもりでも、相手の受け取り方によっては「叱ってくれている」と捉えられることもあるでしょう。

その点は受け取り手によって意味合いが変わると覚えておかねばなりません。

「怒」の成り立ち

「怒」は「手・両手をしなやかに重ねひざまずく女性の象形」と「心臓の象形」から感情に力を込めることを意味します。

転じて「おこる」を意味する漢字として「怒」が成り立ったそうです。

つまり「怒」は人間の感情から生まれた漢字と言えるでしょう。