ギリェルメ・パレジ 写真:Getty Images

 アルゼンチンのCAタジェレスから鹿島アントラーズへ期限付き移籍中のMFギリェルメ・パレジには、鹿島退団の可能性が報じられていたが、12日になって本人が鹿島サポーターに別れを告げた。

 同選手の去就については、ブラジルメディア『Soutigrao』が12月9日に「彼は新天地を探している。まだ契約が残っているCAタジェレスに戻ることになるが、この冬に再びレンタルで放出される可能性がある」と伝えていた。

 するとパレジ本人は12日にインスタグラムを更新。鹿島のユニフォームを身にまとう自身や家族の姿をアップすると、ファン・サポーターに向けて以下のようにメッセージを送っている。

 「今日、私の家族と私はこのクラブとこの素晴らしい都市に別れを告げました。 挑戦に満ちた一年でした。残念ながら、私たちは望んでいた目標を達成できませんでしたが、多くの成果が得られると確信しています。ゲームの機会がほとんどなくても、私はキャリアを通して常にそうしているように、最大限に自分自身を捧げました」

 「私は夢を叶え、数え切れないほどの良い思い出と多くの学びを持ってきました。カシマ・アントラーズの真剣なサポートと模範、そして一年中私を支えてくれたファンに感謝します。君たちは素晴らしい!私の家族と私はここでとても幸せでした、そして私たちはそれをとても恋しく思うでしょう。いろいろありがとう」

 この別れの挨拶には、「パレジ、日本・鹿島に来てくれてありがとう」「あなたとご家族に沢山の幸せが訪れますよう願っております」「次のチャレンジを応援しています!」などと、感謝のメッセージが多く寄せられている。

 現在29歳のパレジは、コリチーバやSCインテルナシオナルなどブラジル国内の複数クラブを経て、2020年1月にCAタジェレスへ加入。ただCAタジェレス加入以降も期限付き移籍を繰り返し、2024年1月に鹿島へ加入したが結果を残せず、負傷で9月17日に一時帰国。シーズン終盤に再来日も復帰することはなかった。