プレミアリーグのチェルシーに所属するMFコール・パーマーが、その驚異的な成長で注目を集めている。2023年夏にマンチェスター・シティからチェルシーに加入したパーマーは、わずか1年半の間に62試合で36ゴール、21アシストという圧倒的な結果を残し、22歳にして早くもイングランドサッカー界でその名を知られる存在となった。
12月8日に行われたリーグでのトッテナム・ホットスパーとの一戦でも2本のPKを成功させ、4-3の勝利に貢献したパーマー。元イングランド代表のガリー・ネヴィル氏(2011年引退)は、「たった2年でこれほどの技術と精度を身につけたことは驚異的」と絶賛し、彼の才能を「美しい」と表現している。
昨2023/24シーズンは右ウイングでカットインを得意とするスタイルで活躍したが、今2024/25シーズンはエンツォ・マレスカ監督の下で10番の選手の様なチームの中心的役割を果たしている。その成長ぶりは同監督から「プレミアリーグで最高の選手」と称されるほどであり、この18ヶ月での進化は大きな話題を呼んでいる。
昨2023/24シーズンには45試合で25ゴール15アシストを記録したパーマーだが、今2024/25シーズンも17試合で11ゴール6アシストというペースで、さらに成績を上回る可能性を示している。ユーロ2024の後もすぐに練習を再開したいと望んだ彼の姿勢は、頂点を目指すプロフェッショナルとしての資質を物語っている。
シティがパーマーの移籍を許したことを後悔しているのかは定かではないが、スペインの強豪レアル・マドリードへの移籍の噂が飛び交うなど、チェルシーにとってパーマーがもたらす未来は計り知れないものになりそうだ。