横内昭展監督 写真:Getty Images

 2024シーズンの明治安田J1リーグで18位となり、来2025シーズンのJ2降格が決まったジュビロ磐田は、直近2シーズンにわたってチームを指揮してきた横内昭展監督の辞任を12月11日に発表した。横内監督はクラブ側と話し合い、自ら辞任を申し出たと伝えられている。

 この情報がクラブの公式ホームページやSNSで公表されると、サポーターからは辞任を惜しむ声と共に横内監督への労いのメッセージが溢れ返った。

 「辞任とのことなので、クラブからは慰留されたのだろう。でも、コーチ陣の入れ替えなどを想定すると、監督だけが残ることを選択出来る方では無いと想像がつく」「磐田を戦えるクラブにしてくれてありがとう。あなたの多大なる努力と自己犠牲がなければ沈みゆく船だった、あなたの名を忘れることはない。横内ジュビロとまた呼べる日を信じています」

 「2023シーズン、補強禁止の中で指揮を執ってくれて本当に感謝してます。選手の事だけでなくいつもサポーター想いな人柄が素敵で大好きな監督でした。だからこそ横さんとJ1でシャーレを掲げたかった」「補強できないばかりか、選手の未来を考えた海外への移籍を英断いただき、更に厳しい環境下の中選手やサポーターに寄り添い続けて頂きただただ感謝です」

 「2年前降格と補強禁止のダブルパンチで未来が見えないと思ってた中、きてくださった横内監督にどれだけ救われたかわかりません」「横内ジュビロだったからこんなにサッカーが大好きになりました」

 通常ならクラブが降格の際には、SNSは厳しいメッセージで溢れ返るが、横内監督への辞任を惜しむ声と感謝の言葉が並んだ事実は、同監督が磐田で築いた信頼と絆の深さを示しているのかもしれない。