午前4時に豊浜に到着すると、すでに仲間が自作の集魚灯で先に釣りを始めていた。私も準備をしながら状況を聞く。2時に到着し、20cmのアジが3匹釣れたとのこと。同じコマセ、シロメを使用。私も集魚灯を点灯すると釣り座は一段と明るくなった。
仕掛けを投入し、サオ受けにセットしてアタリを待つ。午前4時を回ったときに時合いがきた。仲間の3mの磯ザオが激しく曲がる。上がってきたのは22cmのアジだ!
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明るくなるとアタリが遠のく
私もドキドキしながらアタリを待つが、なぜか釣れるのは3mの磯ザオばかり。3mの磯ザオはサオ先が軟らかく自然なサビキの動きを演出、集魚灯の明暗の境目を狙うことができる。このサイズのアジは警戒心が強く、なかなか足元まで回遊しないのだろうか…。
その後も3mの磯ザオを中心に20cm前後のアジが10匹釣れた。午前6時を過ぎると辺りが明るくなり、アタリがピタリとなくなり納竿となった。
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最終釣果
豊浜のポイントをまとめてみよう。釣れるアジのサイズは大きく回遊が少ないため、3m以上の磯ザオにシロメ、アミエビなどのトリック仕掛け(サビキサイズは5号)で回遊を待つのがお勧め。
朝のまとまった時合いはないため、数を狙いたい場合は早めに行くこと。また11月に入り一気に寒くなったので、防寒着の準備を行い釣りに出かけよう。
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<週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年11月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。