サイドでの積極的な仕掛けの姿勢と縦への推進力は相手からすれば脅威そのもの。突破から時には強引にでもクロスまで持っていき、多くのチャンスを演出していた。昨年存在感を示し、今季もシーズン終盤多くのアシストを挙げたMF鎌田大夢もチャンスメイクで言えば重要な戦力だ。しかし、今季の活躍ぶりと単独でも局面を変えられる突破力を考慮して手放せない選手5位とした。


髙田椋汰(日章学園高等学校在学時)写真:Getty Images

4位:髙田椋汰

昨シーズンは大卒ルーキーながらブラウブリッツ秋田でリーグ戦40試合と多くの出場機会を掴んだDF髙田椋汰。期待の新戦力として仙台へ加入した今季もサイドで存在感を放った。残念ながら第28節ジェフユナイテッド千葉戦での負傷によりシーズン終盤はゲームに絡めなかったが、それまでは27試合に出場と新天地でも不動の地位を得ていたと言えよう。

安定感のある身体の強さを活かした守備に加え、攻撃でも正確なクロスからのチャンスメイクや自らも思い切りよく強烈なミドルシュートでゴールを狙うなど多くの見せ場を作れる。来季以降も攻守の要として十分に期待できることから手放せない選手4位とした。

郷家友太 写真:Getty Images

3位:郷家友太

昨季仙台へ加入し、苦しいシーズンのなかでも39試合出場でチームトップの10ゴールを挙げる活躍を見せたMF郷家友太。今季もチームにおける重要性は変わらず、38試合すべてに出場しチームのプレーオフ進出に大きく貢献した。

チャンスの場面でも冷静さと高い技術を披露して攻撃を牽引。5ゴールと昨年に比べゴール数こそ半分となったが、4つのアシストを挙げるなどゴールに絡むプレーはやはり多く、攻撃の柱の1つであることに疑いの余地はない。仙台ではセレッソ大阪から期限付き移籍中で今季のチームトップスコアラーであるFW中島元彦がチームを離れる可能性がある。そうなれば、来季に向けてますます郷家の存在が不可欠となるだろうことから手放せない選手3位とした。※12月11日契約更新発表


菅田真啓(右)写真:Getty Images

2位:菅田真啓