霜田正浩監督 写真:Getty Images

 J3の松本山雅は12月7日、4シーズンぶりのJ2復帰をかけて昇格プレーオフ決勝でカターレ富山と対戦したが、2-2で引き分け昇格はかなわなかった。この状況にクラブは同日に「松本山雅に関わるすべての皆様へ」と題してメッセージを公開したが、公式SNSには霜田正浩監督交代を望むサポーターからの厳しい声が相次いでいる。

 「霜田さん責任取って解任してください。監督変えないと来季変わらないぞ」「霜田さんこれでお別れですよね?」「(公式メッセージに対して)そんなことより解任報告まだ?」「新しい監督をお願いします」「霜田さんさよならいままで本当に”お世話”になりました」「去年の時点で解任しないからこういうことになる」

 「じゃあ霜田を変えるってことですよね?口だけじゃないですよね?」「(J3リーグ 11月度月間優秀監督賞に選出に際して)最も優れた指揮をした監督が霜田ならとっくに昇格してるって」「最後は采配ミスで昇格逃した事実をフロントはやり過ごさないでくださいね」「全く理解できない謎の選手起用、勝てないくせに“やりたいサッカー”へのつまらないこだわり。霜田じゃなかったら自動昇格出来ていたと思う」

 J2昇格がかかったプレーオフ決勝はアウェーの富山県総合運動公園陸上競技場(富山市)で行われ、松本山雅は前半を2点リードで折り返したにもかかわらず、試合終盤の80分に1点を返されるとアディショナルタイムに同点に追い付かれるという無念の結果に終わった。規定により、リーグ上位の富山が昇格を決めた。

 あと一歩のところまで昇格が迫っていただけに、サポーターの怒りの矛先が策を講じられなかった監督に向かっても致し方ないのかもしれない。