令和に入り、元年には新たな世界遺産(文化遺産)として、「百舌鳥・古市古墳群―古代日本の墳墓群―」(大阪府)の登録が、アゼルバイジャンのバクーで開催されている世界遺産委員会で決定された。
世界遺産とは、世界遺産条約に基づいて作成される「世界遺産一覧表」に記載されている物件で、建造物や遺跡などの「文化遺産」、自然地域などの「自然遺産」、文化と自然の両方の要素を兼ね備えた「複合遺産」の3種類がある。
年々と増え続ける世界遺産だが、日本では1993年12月、法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)、姫路城(兵庫県)が初めて世界文化遺産に登録された。現在は文化遺産が19件、自然遺産が4件の計23件が登録されている。世界では2019年7月現在で、1121件(文化遺産869件、自然遺産213件、複合遺産39件)が登録され、国別ではイタリア、中国での登録が各55件と一番多い。
コロナ禍で海外渡航が制限される中、Go Toトラベルを契機に国内観光に注目が集まっている。今こそ、日本の良さを再発見する機会として世界遺産を訪れたい。
提供元・観光経済新聞
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