横内昭展監督 写真:Getty Images

 ジュビロ磐田は12月8日開催のJ1最終節で、サガン鳥栖に0-3で敗北。残留争いのライバルであるアルビレックス新潟、柏レイソルの試合結果に関係なくJ2降格が決定したが、横内昭展監督の退任報道を巡り様々な意見が噴出。FW後藤啓介(アンデルレヒト)やMF古川陽介(グールニク・ザブジェ)の海外移籍の影響を指摘する声も挙がっている。

 磐田は2023シーズンにJ1昇格を果たした後、MFマテウス・ペイショットらブラジル人4選手を獲得するなど、大型補強を敢行。しかし2024シーズンは序盤から黒星が先行するなど、J1残留争いを展開。9月以降も3勝1分6敗と勝ち点を積み上げられず、J1残留ラインから勝ち点3差の18位という結果に終わった。

 報道によると、横内監督はJ2降格の責任をとってチームを離れるとのこと。近日中にも公式発表される見通しだというが、ネット上では「横内監督は責められない」「よくあの戦力でやったと思うけど…」「これまでの磐田の成績振り返ってみても監督だけのせいではない」「補強禁止処分の中、誰のおかげでJ1昇格できたのか忘れたのか?」といった意見が。

 こうした横内監督の擁護論にくわえて、「まずフロントが責任をとらないと」と強化部、クラブ幹部の責任を追及するファン・サポーターもいるほか、「後藤や古川の移籍が響いたかも」「古川を出したのが納得いかない」と編成に関するコメントも見受けられる。

 直近6シーズンで3度のJ2降格・2度のJ1昇格と、すっかりエレベータークラブという立ち位置になった磐田。2019シーズン以降、名波浩、鈴木秀人、小林稔、 フェルナンド・フベロ、鈴木政一、伊藤彰、 渋谷洋樹、横内と、暫定監督も含めて8名が指揮を執っているだけに、クラブが根本的な問題を抱えている可能性も考えられる。