小型ディーゼル機関車DD16のうち、下部に除雪装置をつけたのが300番台。こちらも豪雪地である新潟県の大糸線で活躍したものです。
こちらは近年まで活躍したキハ58形。国鉄の急行で使われた特徴的なカラーに塗りなおされていてオールド鉄道ファンにとっては懐かしくてたまらないです。
現在JRでは定期急行は全廃されていますが、芸備線では2007年まで広島から三次(みよし)を結ぶ急行みよしがこのキハ58形を使って走っていました。JR最後の昼行急行列車はここ津山と岡山の間を1日1往復だけ走っていた急行つやまでした。中国山地は最後までJRの急行が残った区間なのです。
別棟では鉄道の仕組みを知るその名も「しくみルーム」。
かつては全国のローカル線で見ることができたタブレット。単線区間ではこれを持っている車両に通行権があります。2つ並んでいるのはタブレット閉塞機でここにタブレットをはめ込んでしまいこむための機械です。JRではこの方式を使う路線はなくなり、一部の地方ローカル私鉄で残るのみですが、JR因美線はタブレット交換が比較的近年まで残った路線です。
わたしも読んで初めて知った列車番号。カタカナの区別は知っていましたが数字の細かい部分までは知らないこともありました。やはりこういうところに来ると勉強になりますね!
鉄道のまち・津山にある津山まなびの鉄道館。大都市の鉄道博物館に比べると規模は小さいですが、かつておおいに活躍した転車台や、懐かしさを感じさせる大規模な扇形機関庫が今も残るなど見どころの多い博物館でした。
鉄道に関心のない方も是非一度お越しいただいて、多くの人々を運んだ名車を眺めつつ鉄道全盛の時代に思いを馳せてみるのもいいのではないかと思いました。