元ブラジル代表FWガブリエウ・バルボサ(ガビゴル)は、2024シーズン限りでブラジル1部CRフラメンゴを退団。以前Jリーグ移籍の可能性が報じられていたが、数日以内に来日予定だという。
同選手の去就を巡っては、ブラジル紙『O DIA』が9月17日、日本やサウジアラビア国内クラブからオファーが届いた可能性を報道。同時期にスポーツ用品メーカー「Mizuno ( ミズノ)」と契約を結んだこともあり、日本では大物選手のJリーグ挑戦を期待する声が挙がっていた。
その後、本人は11月10日開催のブラジル国内カップ戦決勝2ndレグ終了後、契約満了によりシーズン終了後にフラメンゴを離れることを明言。12月8日のラストマッチ(ブラジル1部リーグ最終節)で1ゴールを挙げたが、試合後のインタビューで「(クルゼイロとの合意報道が飛び交っているが、)まだ何も起こっていない。明日からすべての可能性を検討する」とコメント。一部メディアは海外移籍の可能性を報じている。
元ブラジル代表の今後に注目が集まるなか、ブラジルメディア『O GLOBO』は9日に「ガビゴルは数日以内に日本へ向かう」とリポート。来日目的について「Jリーグクラブとは契約しない」とした上で、「6年契約を結んだミズノの本社を訪問し、正式に契約を結ぶ予定だ」と、スポンサー関連であることを伝えている。
また選手本人はミズノ社とのスポンサー契約について「ファッションに興味があるし、(スパイクなど)キットが出来上がるまでのストーリーを伝えたい。ブラジルではミズノがあまり注目されていないし、関心を集めるためにこのプロジェクトに参加したんだ。日本ではミズノがナンバーワンだ」と語ったという。
ガビゴルは2016年に行われたリオデジャネイロオリンピックのブラジル代表優勝メンバー。同年8月にブラジル1部サントスからセリエAの強豪インテルへ完全移籍も、イタリアサッカーへ適応に苦しみ、ポルトガル1部ベンフィカへのレンタル移籍を経て、2018年に母国復帰。フラメンゴでは2019年から6シーズンにわたりプレーし、2022年にコパ・リベルタドーレス(南米選手権)優勝を成し遂げている。