こうなると、魚探を常に確認しながらの釣りとなるので、自動でタナ合わせができる電動リールのメリットが減ってしまう。それでも、タナが深い芦ノ湖ワカサギ釣りでは、ボタン1つで、自動で巻き上げてくれるメリットは大きい。
こまかくタナ合わせをしながら誘いを入れるとポツポツと釣れる。当日の釣果アップのポイントはタナ合わせとエサの鮮度の維持。
エサを付け替えた直後はバタバタと釣れるが、少し時間が経てばすぐに食い渋る。サシの尻側から刺し、頭をカットして体液の臭いで魚を止めて誘って食わせる釣り方がよかった。
平均サイズは8~10cm
釣れるサイズは、8~10cmを中心に6cm級が1割交じり、10cm超級が2割交じり。比較的良型が揃った。
一時は10尾パーフェクトの釣果もあったが、時間の経過とともに食い渋り始め、9時すぎには群れを求めてウロウロと移動しながらの流し釣り。
晴れていることもあったためか、群れは徐々に水深20m、同24mと深場へ移動。それらを追って、10時すぎには水深25mのポイントまで移動していた。
そのころになると風が強まり、群れを見つけても仕掛けを下ろしている間にボートが流される。ローボートでの流し釣りはできなくなり、10時45分に納竿。
10本バリにパーフェクトも(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
最終釣果は281尾
釣果は、実釣4時間で6~11.5cmを281尾。平均8~10cmとサイズもまずまずで上々の釣果。一日釣れば、500尾近くは釣れたのではないだろうか。
今年の芦ノ湖は、元箱根湾でまったく釣れていない。一方、11月には釣果が落ちてくる湖尻湾で一日300~500尾と堅調に釣れ続いている。
刺し網漁では豊漁とのことなので、ワカサギの湧きは申し分ないと思う。もう少し水温が下がり、群れの動きが遅くなってくれれば、さらなる釣果が望めると思う。
当日の釣果(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)