FC東京は12月1日、GK児玉剛が契約満了により2024シーズン限りで退団すると公式発表。本人が現役続行・引退の可能性について結論が出たことをファン・サポーターに報告している。
同選手はクラブからの退団発表後に自身のYouTubeチャンネル「児玉剛VLOG」を更新。この時点では「引退するのか。チームを探して他のチームでプレーするのかを決断しなければいけない」「正直、めちゃくちゃ迷っている。年齢のこともあるし、引退した方がいいのか、まだまだやった方がいいのか迷っている」と決心がついていなかった。
契約満了を告げられた後、和歌山県の熊野本宮大社に行ったという児玉。J1最終節・セレッソ大阪戦当日の12月8日に再びYouTubeチャンネルを更新しているが、「契約満了になってから、色々考えないといけないというところで、熊野本宮に行ってきました。行って良かったです。最高でした」と旅の目的を明かした上で、自身の今後についてこう語っている。
「色々とクリアになった部分があって、(前回の動画で)引退するのか現役を続けるのか結構悩んでいるとお伝えしたんですけど、自分が希望するクラブや自分がやりたいなと思ったクラブからオファーがあれば続けるし、なければスパっと引退する。自分の中で折り合いがついたというか、整理してやっていこうと決めました」
現在36歳の児玉は、ガンバ大阪ジュニアユースや京都パープルサンガユース、関西大学などを経て、2010年に京都へ入団。プロ1年目から出場機会に恵まれなかったものの、2014年の愛媛FC移籍以降は正守護神として活躍していた。
ただ山形時代の2018シーズンに出場機会を減らすと、同シーズン終了後にFC東京へ移籍。FC東京では在籍6年間でJ1リーグ9試合の出場にとどまったものの、貴重なバックアッパーとして多くのファン・サポーターから支持を得ていた。