アビスパ福岡 長谷部茂利監督 写真:Getty Images

 今季限りでアビスパ福岡の監督を退任する長谷部茂利氏は、来季から鬼木達氏の後任として川崎フロンターレを率いる模様。一方、町田ゼルビア黒田剛監督の右腕である金明輝コーチの福岡監督就任報道を巡っては、ファン・サポーターの間では賛否含めて様々な意見が飛び交っている。そんななか、カメルーン代表FWジョン・マリが、長谷部監督の働きぶりを称えた。

 同選手は2021年3月から福岡でプレー。2021シーズン終了後に一度サウジアラビア国内クラブへ移籍したが、2022年7月に再び福岡へ。2度にわたり長谷部監督の指導を受けていた。

 現在、中国の梅州客家に所属しているジョン・マリだが、9日にインスタグラムを更新。ストーリーズで長谷部監督のツーショット写真をアップすると、恩師についてこう綴っている。

 「素晴らしい人間であり、素晴らしい監督。長谷部さんと交わることができて光栄だ。あなたはアビスパを高みへと導いた。ピッチ内外でのビッグチャンピオンだ」

 YBCルヴァンカップ優勝で、福岡にクラブ史上初となるタイトルをもたらした長谷部監督。多くのファン・サポーターから日本サッカー界屈指の人格者として高い評価を受けているが、ジョン・マリも同監督に対して特別な思いを抱いているようだ。

 なおジョン・マリの所属する中国2部の梅州客家には、負債を抱えている可能性が。中国サッカー協会(CFA)は12月2日、債務返済完了クラブリストを発表しているが、梅州客家の名前はなし。CFAは2025シーズンのリーグへ参加するクラブに対して債務返済を義務付けているが、クラブの問題解決に至らない場合には、同選手に今冬移籍の可能性が浮上することも考えられる。