ギリェルメ・パレジ 写真:Getty Images

 今季まで川崎フロンターレを率いていた鬼木達監督の招へいが決定的とみられる鹿島アントラーズ。ブラジル人MFターレス・ブレーネルの残留が噂される一方、CAタジェレスから期限付き移籍中のMFギリェルメ・パレジには今季限りで退団の可能性が報じられている。

 ブラジルメディア『Soutigrao』は9日にパレジの去就を特集。「鹿島で良いパフォーマンスを発揮できず、公式戦16試合の出場でゴール・アシストなしという結果に終わった」と、左膝前十字靭帯損傷により8月末から戦線離脱している同選手の成績を紹介した上で、「彼は新天地を探している。まだ契約が残っているCAタジェレスに戻ることになるが、この冬に再びレンタルで放出される可能性がある」と伝えた。

 現在29歳のパレジは、コリチーバやSCインテルナシオナルなどブラジル国内の複数クラブを経て、2020年1月にCAタジェレスへ加入。ただCAタジェレス加入以降も期限付き移籍を繰り返し、2024年1月に鹿島へ加入。FWアレクサンダル・チャヴリッチらとともにタイトル獲得を目指す上での必要な戦力として期待されたが結果を残せず、負傷により9月17日に帰国。シーズン終盤に再来日も復帰することなく、12月9日に日本を離れた。

 なお鹿島所属の外国籍選手では、パレジと同じくMFミロサヴリェヴィッチも出場機会に恵まれず。一方、FWアレクサンダル・チャヴリッチは7月までリーグ戦全試合に出場。7ゴール3アシストと結果を残したが、7月20日のJ1第24節FC東京戦で膝関節および足関節脛腓靭帯を損傷。現在はセルビアでリハビリに励んでいる。監督交代後、外国籍選手の入れ替えがあるのか、注目が集まる。