■「死にかけた経験ある」という声も…

その性質上、USBケーブルをコンセント穴付近で目にすること自体は、そう珍しい話ではない。しかしケーブルが直でコンセント穴に「接続している」となれば、話は別である。

コンセント穴に挿さった謎の物体、恐ろしい正体に目を疑う 「死にかけた」という経験者も…
(画像=『Sirabee』より引用)

こちらのショッキングな光景はX上で瞬く間に話題となり、前出のポストは投稿から数日で9,000件以上ものリポストを記録するほど。

他のXユーザーからは驚きの声が多数寄せられており、中には「シャープペンの芯とかというガチヤバアイテムを思い出す」「小学生のとき、名札の安全ピンを突っ込んだら、文字通り死ぬほど感電した」「その昔、小学校に上がるタイミングで新居に引っ越したんだけど、何を思ったのか新しい家の鍵をコンセントに突っ込んでマジで死にかけたことがあった」など、よく似た「やらかしエピソード」も散見されたのだった。

そこで「コンセントに異物(金属類)」を挿入した場合の危険性について、専門機関に取材を敢行したところ「驚愕の事実」が多数明らかになったのだ…。

■「大人には気付けない」盲点あった

ポスト投稿主・黒河さんには2歳8ヶ月になる長男と、7ヶ月になる次男(取材のあった10月末時点)がいるという。今回の光景は、長男がプレ幼稚園に出かけている際、次男と留守番をしている間に見つけたもの。

子供の手が届きやすい場所ではコンセントカバーを使用しているが、今回USBケーブルが発見されたのは、付近にルームサイクルマシンや本棚が置かれた見通しの悪い場所。

コンセント穴に挿さった謎の物体、恐ろしい正体に目を疑う 「死にかけた」という経験者も…
(画像=『Sirabee』より引用)

そのためコンセントカバーは未使用だったのだが、大人には見通しが悪くとも、背の低い子供の手は届きやすいスペースだったのだろう。黒河さんは、発見時の様子について「ふとコンセントを見たらこうなっていて、子供がいつ差し込んでいたかなどは全く分かっておりません…」と振り返っていた。

続いて「日本配線システム工業会」に件のポスト投稿を確認してもらったところ、あまりに危険な光景に、驚きを隠せない様子であった。当初は、コンセント穴にまつわる事故事例を同会よりヒアリングする予定だったが、どうやら他に適任がいるようで…。