社会人になって最初に勤務していた銀行の企業年金基金から「年金支給開始通知書のご送付について」という件名の郵送物が届きました。
日本の年金制度に関してはそもそも当てにすることなく資産運用を行ってきたので、支給金額や支給時期に関してはそれほど大きな関心はありません。
私の場合、勤務期間は11年ほどと短く、日本企業の企業年金制度では支給金額は低く抑えられてしまいます。ちなみに私の初回支給額は2か月分で何とわずか64,000円ほどでした。
そもそも、60歳になったからと言って、突然年金が支給されるという通知が届くことに大きな違和感を感じています。
自分で仕事をしていれば、誕生日を機に定年退職して収入が激減する訳ではありませんし、毎日の生活にも何の変化もありません。
自然年齢によって、区別される制度は一見公平に見えますが、生活環境や健康状態は年齢に関わりなく変わってきます。同じ年齢になったからといって一律で制度を適用するのは、本質的には合理的とは言えないのです。