富士山×桜×五重塔の絶景を見るためには桜のトンネルの中を抜ける境内の階段を昇る必要があります。段数は398段。「咲くや姫階段」と呼ばれていますがなかなかハードで「姫」っぽさはありません。

ただ時折階段から振返ってみれば、このように富士山と桜の織り成す競演を見ることができて疲れも吹き飛びます。富士山はこのエリアでしか見られないうえ天候が悪ければ見られません、桜はこの時期10日ほどしか見られません。年に数日しか見られないこの絶景をこの目で見られた幸せをかみしめながら階段を昇っていきます。

とはいえ……なかなかきつい!

なんとか五重塔の下まで昇ってきました。この五重塔の正式名は戦没者忠霊塔といいます。1962年に第二次世界大戦で死亡した市内の出身者を合祀するために造られたもので非常に歴史の浅いものです。ただこの立地に建てられたことで観光客の心を打つ絶景を生み出すこととなりました。

さて、富士山×桜×五重塔の絶景を見るためには展望台まで昇らないといけません。私がついたのは午前9時前でしたがすでに大行列。平日でこれですから土日だったらどれだけ並ぶのか…と思ってしまいます。ただ待っている場所は満開の桜の下ですし、富士山も見える最高のロケーションですので待っている時間も苦になりません。