心霊写真といえば、うっすらと顔のようなものが浮き上がったり、発光体などが写り込んだりというのが一般的だ。しかし、米国にはポラロイドカメラで幽霊からのメッセージを撮影し続けたという事例が存在する。この幽霊はなんと、撮影者の質問を受けて、その答えを文字にして写真に浮かび上がらせたのだという——。2021年、英「Daily Star」が報じた。
ポラロイドカメラを通して幽霊と交流したのは、米ロサンゼルス在住のジョン・ハッカートさん。幽霊はジョンさんの自宅に住み着いていたもので、実に1万2000枚もの心霊写真を撮影したというから驚きだ。ジョンさんはNetflixのドキュメンタリー『死後の世界を探求する』エピソード5で、自身の体験を語っている。
80年代後半に現在の自宅に引っ越して以来、ジョンさんは家の中の特定の場所にいると髪や肌がチリチリしたり何かの気配を感じたりするようになったという。ある日、浴室のドアが勝手に開くことがあり、ジョンさんが父親にもらったポラロイドカメラで写真を撮ったところ、そこには謎の光が映り込んでいたのである。最初はいたずら好きの父親がカメラに何か仕込んでいたのだと考えたジョンさんだったが、フィルムを変えても不思議な光は写り込み続けた。
謎の現象に頭を悩ませたジョンさんは、友人3人を相談してみることにした。トリックかカメラの故障を疑いつつも、「今もいるのか?」と言って冗談半分で再び写真を撮ってみると、そこには「Yes」という白い文字がはっきり写っていた。
「さすがに背筋が凍りついた」というジョンさんであったが、さらに「名前は?」と尋ねてみると、今度は「Wright(ライト)」という文字が浮かんだ。「悪霊か?」と尋ねれば、「味方だ」と返答があった。幽霊は写真を介してジョンさんたちの質問に答えていたのである。
ジョンさんたちとの対話の中で、ライトと名乗る幽霊は「自分は殺された」と訴えた。そこで、ジョンさんが過去にこの家を所有していた人々を調べたところ、直接の所有者ではないものの「Wright」という人物が4人いたことを突き止めたが、自宅内で不審死を遂げた者はいなかった。
この家の噂はたちまち広まり、カメラ持参の撮影会を開いたこともあったが、そこでもやはり白い光が写り込み、参加者を興奮させた。霊の姿やメッセージを撮影できたのはなぜかポラロイド・スペクトラという特定の機種だけだったという。「フィルムの特定の化学成分が霊の撮影に最適だったのかもしれない」とジョンさんは推測しており、実際、ポラロイド社がフィルムの製造をやめた後は撮影できなくなったという。
音声で幽霊と交信したという話はさほど珍しくないが、ジョンさんのようにカメラを介したケースというのは珍しい。しかも、その目撃者はジョンさん以外にも多数いて、証拠となる写真も膨大な量が残されているのだ。また、特定のフィルムとカメラにしか反応しなかったという実に奇妙なケースでもあり、幽霊との交信を研究する上でも興味深い一件である。Netflixの番組で取り上げられたことで、さらなる調査が進むことを期待したいものだ。
提供元・TOCANA
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