ガンバ大阪所属FW坂本一彩は、12月8日に行われた明治安田J1リーグ最終節のサンフレッチェ広島戦で2ゴールをマーク。広島のJ1優勝を阻止するとともに、自身初の2桁ゴールを達成したが、同選手のパフォーマンスは欧州でも話題に。以前、オランダ1部アヤックスのトレーニングに参加していたこともあり、アヤックス移籍論も湧き起こっている。
現在21歳の坂本は、2022年にG大阪のトップチームへ昇格すると、ファジアーノ岡山への期限付き移籍を経て、2024年に復帰。今季は4月14日の第8節サガン鳥栖戦から3試合続けてゴールを挙げるなど、FW宇佐美貴史とともに攻撃陣に欠かせない選手に。リーグ戦37試合の出場で10ゴール1アシストとブレイクを果たしただけに、同選手の評価は海外でも高まっているようだ。
オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストは坂本の活躍ぶりに感心。8日にXで「彼はすでに2024年夏にアヤックスのトライアルを受けている。G大阪はアヤックスとパートナーシップ提携を結んでいる」と投稿した上で、以下のように綴っている。
「彼は冬のオフの後にヨング・アヤックス(アヤックスの下部組織)でプレーすることにより、オランダの環境に容易に適応する可能性がある。2025/26シーズンからトップチームで実力を発揮できるかもしれない」
「ヨング・アヤックスからトップチームへの昇格が早すぎるのであれば、今後さらなる経験を積むためにオランダ1部の他クラブへレンタル移籍する可能性は十分ある。彼がこの冬に欧州へ移籍するならば、これが最も論理的な選択肢になると思う」
アヤックスの練習に参加した際、クラブ公式サイトを通じて「僕にとってすごく特別な経験だった」と感謝の思いを語っていた坂本。日本国内屈指の有望株であることは間違いないが、果たして海外クラブからオファーが届くことはあるのだろうか。