鹿島アントラーズのゴール裏 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズは12月8日開催のJ1最終節で、J1優勝争いを繰り広げていた町田ゼルビアに3-1で勝利。FW鈴木優磨の「今日確実に言えます。禊は終了しました」という試合後のコメントが話題を呼ぶ一方、アウェイ側の町田サポーターのSNSに投稿した動画を巡り議論が白熱。一部の鹿島サポーターに対する批判や、サポーター団体『インファイト』の解散を求める声が挙がっている。

 動画は茨城県立カシマサッカースタジアムのアウェイエリアで撮影されたものであり、複数の鹿島サポーターがフェンス越しに大声で威嚇。フェンスを蹴っているが、そのうちのひとりは警備員や警察官に取り押さえられている。

 この動画投稿には、「ひとりの鹿島サポーターとして町田サポーターに謝罪します」「これは絶対に許せない」「同じ鹿島サポとして恥ずかしい」などと、威嚇行為に及んだサポーターへの批判が集中しているほか、当該サポーターへの処分を求める声も湧き起こっている。

 鹿島のホームゲームにおける威嚇行為は、2023年4月1日に行われたJ1第6節でも発生。この時は鹿島サポーターがアウェイ席のセキュリティエリアへ侵入し、会場運営を妨害したとして、鹿島サポーター1名にホームゲーム2試合の入場禁止処分が科されている。

 この威嚇行為も含めて、鹿島のホームゲームにおける違反行為が、直近2,3年にわたり複数報告されているだけに、今回の件でもゴール裏団体『IN.FIGHT(インファイト)』への批判が殺到。「インファイトは解散で」「インファイトはいつも問題を起こしている」「百害あって一利なし」など、厳しいコメントが相次いでいる。