韓国で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の「非常戒厳」宣言に関連し、弾劾訴追案の採決が始まりました。与党「国民の力」の議員の多くは採決前に議場を退場し、弾劾案の否決が見込まれています。
【速報 JUST IN 】【速報】ユン大統領の弾劾議案「事実上否決の見通し」メディアTLwwVHtEKG #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) December 7, 2024
出席議員193名全員が賛成したとしても必要な3分の2である200名に届かず、「弾劾訴追案」は事実上否決される見込みです。
尹大統領の「弾劾訴追案」を採決中の国会本会議場から与党・国民の力所属の議員らが安哲秀を除いて全員退場したとの速報が入ってきました。出席議員193名が全員賛成したとしても3分の2の200名に満たないため「弾劾訴追案」は事実上、否決となります。 P5HSRtQD
— Koki Ito 高麗大学・政治外交学科 (@_imyour_koki) December 7, 2024
このままでは開票せずに否決になりますが、野党議員はなにかしらの対応に出るのでしょうか。
このまま0時過ぎまで粘ることもあり得るのかな…
— 徐台教(ソ・テギョ, 서태교) (@DaegyoSeo) December 7, 2024
弾劾案は、革新系最大野党「共に民主党」を中心とした野党6党および無所属議員192人に加え、与党「国民の力」から8人が賛成に回れば可決される可能性があり、可決されれば尹大統領の職務停止が実現する状況でした。
韓国大統領の弾劾案採決へ 与党は否決方針、造反が焦点ChcAy8
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) December 6, 2024
尹大統領は、7日午前に国民向けの談話を発表し、非常戒厳の宣言に関し謝罪しました。大統領は「国政の最終責任者としての切迫感から行ったが、国民に不安と不便を与えたことを心よりお詫びする」と述べ、「法的、政治的な責任を回避しない」「私の任期を含めて政局を安定させる方法はわが党に一任する」と述べていました。