金明輝コーチ(写真左) 写真:Getty Images

 アビスパ福岡は長谷部茂利監督の後任として、町田ゼルビア・黒田剛監督の右腕である金明輝コーチを招へいすることがほぼ確実と報じられているが、サガン鳥栖時代にパワーハラスメント行為が認定されただけに賛否含めて様々な意見が噴出。そんななか、金明輝氏の過去に関する現役社会人のサッカー選手による“暴露予告”が話題を呼んでいる。

 金氏は2020年まで鳥栖の下部組織やトップチームを率いていたが、監督退任後に鳥栖下部組織でのパワハラ行為が認定。日本サッカー協会(JFA)の定める規則に違反したとして、指導者ライセンスでS級からA級への降格処分、JFAの定める研修、社会奉仕活動を科された。

 その後、2022年11月に町田のヘッドコーチとしてJリーグの現場に復帰。2023シーズンに黒田監督とともにチームをJ1昇格・J2優勝へ導くと、今季はクラブ史上初のJ1挑戦ながらも3位で終了。最終節までヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島と優勝争いを繰り広げるなど、黒田監督の参謀役として結果を残したが、一部の福岡サポーターから金氏の招へいに対する反対意見が挙がっている。

 今もなお鳥栖時代のパワハラ行為を巡り議論が白熱しているが、過去に金氏との関わりがあるというサッカー選手兼JFA公認2級審判員は、8日夜にXで以下のように投稿している。

 「公式のリリースが出た瞬間自分がアカデミー時代からされたこと言われたこと全部喋りますね。よそのクラブだったらここまでやらなかったかもしれないけど俺は一切容赦しない」「当時のこと思い出して動悸がやばくなった。バスで健康運動センター行くのほんとしんどかったな…」

 当該選手は11月5日の時点で「“彼”が監督として復帰されるという記事が出てましたけど、どのクラブに行こうがどれだけ結果を残そうが、何年間もピッチの上で私が“彼”に言われたこと、されたことによって負った心の傷は絶対に消えないですからね。毎回私が笑ってごまかしてたのには気づいてなかったし今後も気づかないでしょうね」と、いち被害者としての思いを発信していた。