明治安田J1リーグ最終節のFC東京vsセレッソ大阪が、12月8日に味の素スタジアムで開催。今季限りで現役を引退するFC東京所属FWディエゴ・オリヴェイラのラストマッチとして話題になった一方、主審を担当した山下良美氏への批判が相次いでいる。
今季、J1リーグや天皇杯など主審担当の一部試合で、自らの判定内容で注目を浴びていた山下氏。11月30日開催のJ1第37節・東京ヴェルディvs川崎フロンターレでは、DF千田海人（東京V）が背後からFW山田新（川崎）を倒したシーンにおけるノーファウル判定、試合終了間際のゴールキック判定を巡り議論が白熱。両クラブの監督が抗議するなど、騒動に発展していた。
東京Vvs川崎での一件もあり、FC東京vsC大阪では試合序盤から一部のファン・サポーターが山下主審にブーイング。東京Vvs川崎と比べて、異論が湧き起こるような判定は見受けられなかったものの、ネット上では「山下主審、普通にドリブルコースに立っているから邪魔」「山下主審、ディエゴへのパスコース消しているのが気になる」「山下主審は相変わらず視野が狭い」「相変わらず判断悪い」など、同主審への批判が噴出。「山下主審の笛は今季までにしてほしい」「山下主審、来シーズン降格してください」と、Jリーグに対して試合の割り当てを止めるよう求める声も見受けられる。
山下氏は2022年のFIFAワールドカップ・カタール大会で史上初の女性審判員のひとりに選ばれたことで話題に。パリ五輪でも、エジプト代表対ドミニカ共和国代表の主審を務め、五輪男子サッカー競技における史上初めての女性主審として歴史に名を刻んでいる。
ただ一方で、山下主審のレフェリングを巡っては、以前から話題に。一部では同主審の降格、割り当て停止を求める署名活動も展開されている。審判のジャッジやレフェリング能力を巡る議論が起こること自体は問題ないが、ファン・サポーターには過度な批判や誹謗中傷を控えることが求められそうだ。
