Y.S.C.C.横浜 写真:Getty Images

 Y.S.C.C.横浜(YS横浜)は12月7日に行われたJ3・JFL入れ替え戦の第2戦で、高知ユナイテッドSCに0-2で敗北。2試合合計1-3で、Jリーグ退会・JFLへの降格が決まったが、MF田場ディエゴが試合後にチームの内情を暴露。倉貫一毅監督を起用法やチームマネジメントを批判したほか、来季の契約内容も明かしている。

 今季J3リーグと入れ替え戦で出場機会ゼロの同選手は、JFL降格決定後に自身のサイトを更新。「Jリーガーじゃなくなった日」というタイトルのもと、「久しぶりの投稿はただのチーム批判。炎上してもらっても構わない」とした上で、2019年から所属しているYS横浜の内部事情やJリーグ退会に至るまでの過程を説明。

 倉貫監督のやり方に「ずっと同じ、人もメニューも、競争率のないチーム、色のないチーム、毎週同じルーティーンワーク」「戦術ではなく結局は気持ちと高校サッカーのような発言に度肝を抜かれる」「メンバーは失点に絡んだ者を変えて、練習メニューはやりたいこと」「自分と『仲良いメンバー』で挑んでいる印象」と異論を唱えている。

 つづけて「小規模で軍資金の少ないチームがJを戦うために必要なのはチームで戦うことに決まっている。『チームの色』を出すことが絶対に必要なのだ。蓋を開けてみれば全く勝てていないシーズン」と、チーム作りについて持論を展開。

 「(メンバーを)変えてたら降格はしていなかった」「絶対に試合に絡めない位置取りの選手が何を思うか」などと、指揮官のメンバー固定がJFL降格に至った原因だと主張している。

 さらに同選手は、高知戦後にクラブから契約更新のオファーを受けたことを告白。「1シーズンで0試合の男には鬼の減俸での単年提示」「満了を覚悟していたので喜ぶべきかとは思うかもしれないが、実際のところは前向きではない」と、YS横浜退団の可能性を示唆している。