タイ1部ラーチャブリーFC所属のタイ代表DFジョナサン・ケムディーにJリーグ移籍の可能性がある模様。現地では、湘南ベルマーレがタイ人選手の獲得に動く可能性もあわせて報じられている。
現在22歳の同選手は、タイとデンマークのハーフであり、強靭なフィジカルを活かした対人戦を得意とする長身センターバック。デンマークのオーデンセBKでプロキャリアをスタートしたが、2023年1月に同クラブからラーチャブリーへ移籍。加入1年目からレギュラーに定着すると、2024/25シーズンも開幕から9試合つづけてフル出場。その後は負傷によりおよそ1か月戦列を離れていたが、11月20日の国内カップ戦で復帰している。
2024年9月にタイA代表でのデビューを飾り、12月開催のAFF三菱電機カップ(東南アジア選手権)でも招集されるなど、さらなる成長が期待されるケムディー。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ラーチャブリーとの契約は2026年6月まで残っているが、ステップアップの可能性が。タイメディア『ボールタイ』が12月7日に伝えたところによると、同選手のもとにはすでにJリーグクラブからオファーが届いているとのこと。オファーを受け入れるか検討段階だという。
一方、タイのサッカー事情に精通しているMan Kosin氏によると、湘南はタイ人選手2名の獲得を狙っている模様。ディフェンダーとウインガーの補強を計画しているというが、ケムディーが獲得リストに含まれている可能性には触れていない。
なお湘南がタイ人選手を獲得する可能性を巡っては、2024年6月にムアントン・ユナイテッド所属のタイ代表FWジャルンサック・ウォンコーンが、同クラブの練習に参加すると報じられたものの実現していない。
ウォンコーンはタイ1部サムットプラカーン・シティ在籍時に石井正忠監督(現タイ代表指揮官)のもとでブレイクすると、BGパトゥム・ユナイテッドを経て2022年にムアントンへ。2023年6月にタイ代表MFエカニット・パンヤらとともに、パートナーシップ提携先である浦和レッズの練習に参加している。