12月1日のJ1昇格プレーオフ準決勝で、ベガルタ仙台に敗れたV・ファーレン長崎。下平隆宏監督の来季続投が正式決定した一方で、ブラジル人FWエジガル・ジュニオのSNS投稿が話題に。今季限りでの長崎退団という噂が飛び交っている。
現在33歳の同選手は、2019年1月から横浜F・マリノスでプレーした後、2020年10月末に長崎へ加入。2021年以降、右半腱様筋腱断裂により長期離脱を強いられた2023シーズンをのぞき、毎年リーグ戦で2桁ゴールを挙げるなど、絶対的ストライカーとして活躍。今季はリーグ戦28試合の出場で15ゴール4アシストをマークしていた。
仙台戦でもスタメン出場したエジガルだが、12月7日にインスタグラムを更新。家族でスタジアムシティホテル長崎に宿泊する様子を投稿しているが、客室の壁に描かれた自身のサイン、そして「感謝は、より豊かで幸せな人生へのカギだ。ありがとうV・ファーレン長崎!ありがとう日本!」というメッセージをアップしている。
このサインやメッセージは、開業直後の2024年11月19日時点で描かれているが、同選手の投稿には、「エジガルありがとう!」「エジガル、退団するなんて寂しいよ…」「エジガル、長崎を離れてもいつもファミリーだよ」などと、惜別のメッセージが多く寄せられている。
なお長崎所属選手では、今季リーグ戦で12ゴール8アシストのブラジル人MFマルコス・ギリェルメに残留の可能性が。ブラジル人の移籍市場に精通しているフェリペ・シウバ記者は11月6日の時点で「契約更新にむけて長崎との交渉を続けている」とリポート。同選手と長崎の契約期間が2025年1月までであることもあわせて伝えている。
4シーズンにわたり長崎を支えてきたエジガル。インスタグラムの投稿のみで今季限りで長崎を離れると断定することはできないが、それでも以前に自身が記したメッセージをアップするタイミングから、多くのファン・サポーターが同選手の退団を覚悟しているようだ。