推しになりきる、人との出会い

 ここからは演じる側である友人から「コピユニ」の魅力を直接聞くことができましたのでご紹介します。

友人による「コピユニ」の魅力

 3年以上コピユニをやってきた私が思うコピユニの魅力は、「推しになりきれること」と「人との出会い」です。

・推しになりきれること

 衣装や髪型だけではなくダンスの癖まで研究して本家と同じ作品を作り上げる努力をすることで、推しと自分を重ねられることがコピユニの醍醐味だと感じます。

 曲のパート割に合わせて各メンバーが順番に目立つようになっているので、自分が担当しているメンバーのパートがきた時は特に多くのこだわりを詰め込んでいます。私はTWICEを踊る際は必ずツゥイちゃんを担当していたため、踊り方や表情の研究をするだけではなく、コピユニのグループ内でツゥイちゃんだと分かってもらえるように、彼女の一番の特徴である高身長に見せるための工夫としてヒールを履いていました。推しの研究ために長い時間動画や写真を眺めているので、コピユニで作品作り上げるたびに推しに対する愛が大きくなっていく感覚がありますし、「自分は推しである」と錯覚する瞬間さえあります。

・人との出会い

 SNSでコピユニのメンバー募集をすることが多いため、年齢やバックグラウンド関係なく、たくさんのK-POPが好きで踊りたい人とつながることもコピユニの魅力の一つだと感じます。コピユニを始めて3年経った今でも、初めてお会いする人と参加することが多くありますが、お互いグループと曲が好き同士なので、練習していく中で距離が縮まりやすい環境にいると思います。

 コピユニを通じてできた友達がカバーダンスイベントに出演した際には、ステージを盛り上げてくれたり、動画を撮ってくれたりしますし、また、イベントを企画してくださる方々もコピユニ経験者がほとんどなので、コピユニの界隈はみんなで支えあって成り立っている趣味だと感じます。

カバーダンスイベントを通じてK-POP文化を楽しむ

 今回カバーダンスイベントを観て良かったのは、ステージでパフォーマンスしている友人は、いつも接している普段の友人とはまるで別世界の人のように見え、眩しくてキラキラしたオーラのようなものを感じることができたことです。ステージ上の輝いた姿とともに充実した空気が伝わってきて、K-POPが本当に好きなことを全身で表現している友人のパフォーマンスは、これからも忘れることはないでしょう。

 K-POPのカバーダンスイベントは、自分の好きなアーティストへの愛情を表現するとともに、自己表現の一つの形のような気がします。踊ることによって自分自身を解放し、新たな自分を発見することは日々の生活において大きな意味を持っているように感じました。

 これからもカバーダンスイベントの盛り上がりは続くでしょう。そして、多くの人々がその魅力に取り憑かれ、新たな才能が発掘されていくことを期待しています。私たちもまた、その一員として、K-POP文化を楽しみ、支えていきたいと思いました。(はとりーぬ&らいか)

■Profile

はとりーぬ&らいか
東京都在住50半ばの父と20代前半の娘。共通の趣味が“IZ* ONE”から始まったK-POP推し活動で、月に数回の活動を通して韓国文化の流帆に務める日々。最近の注目はBABYMONSTERとQWERです。

提供元・BCN+R

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