「光陰矢の如し」は裏付けがある!?「ジャネーの法則」とは

「光陰矢の如し」とはどんな意味?「光陰」はなにをあらわしているの?その類義語は?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「光陰矢の如し」の裏付けとしても解釈できる「ジャネーの法則」について解説します。

「ジャネーの法則」とは

人間は年齢を重ねるごとに時間が早く経つように感じます。
この現象を「ジャネーの法則」と呼びます。

「ジャネーの法則」は19世紀のフランスの哲学者ポール・ジャネが発案した法則です。

その法則によると「人生におけるある時期に感じる時間の心理的長さは年齢の逆数に比例し、年齢に対しては反比例するため、年少者にはより長く、年長者では短く感じる」と定義されています。

要するに若者は1日を短く感じ1年は長く感じるようにできており、高齢者は1年を短く感じ1日を長く感じるようになるという法則のことを意味します。

ちなみに「ジャネーの法則」による計算では「50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1」「5歳の人間にとって1年の長さは人生の5分の1」と感じるのだとか。

やや曖昧な表現ですが、要するに若いほど1日は短く1年は長く感じ、歳をとるほど1年を短く感じ1日を長く感じるということです。

「光陰矢の如し」はまさに「ジャネーの法則」にも似た現象といえるでしょう。