ファジアーノ岡山 写真:Getty Images

 J1昇格プレーオフ決勝のファジアーノ岡山vsベガルタ仙台は、12月7日に岡山のホームスタジアム(シティライトスタジアム)で開催。チケットの高額転売を巡り、仙台サポーターから岡山側への注文や厳しい意見が相次いでいるほか、一部から国立競技場での開催を求める声も挙がっている。

 チケットの一般販売は「Jリーグチケット」で4日17時から開始も、1時間以内に完売。「チケジャム」をはじめ、複数の転売仲介サイトでは高額転売が横行しており、中にはビジター自由席(アウェイエリア)1枚212,042円で販売されるケースも見受けられている。

 転売ヤーに対する批判が相次ぐのは当然のことだが、一部の仙台サポーターからは「ファジアーノ岡山はちゃんと転売対策をすべき」「岡山のせいでチケット確保できなかった」「岡山側が悪い」などと、ホームチームに対する批判が相次いでいる。

 またチケット転売が横行している現状を受けて、「昇格PO決勝を国立とかの中立地で行うべき」「国立開催だと、多くのファンが入れるからいいのでは?」といった声も。ただ、2023シーズンのJ1昇格PO決勝(東京ヴェルディvs清水エスパルス)では味の素スタジアムの使用が不可能であるがゆえに国立で開催されただけに、「昇格PO決勝国立開催の恒久化」に対する異論も湧き起こっている。

 なおJリーグは先日、2025年からチケット発行のシステム手数料などを値上げすると公式発表。QRチケットでも110円のシステム手数料が発生することが話題を呼んでいるが、岡山vs仙台の高額転売をうけて、Jリーグに対して手数料値上げ後の転売対策強化を求める声も後を絶たない。