ラファエル・エリアス 写真:Getty Images

 元U20ブラジル代表FWラファエル・エリアスは現在、ブラジル1部クルゼイロから京都サンガへ期限付き移籍中。以前から完全移籍移行の可能性がブラジル国内で報じられているが、クラブ公式SNSアカウントの投稿をもとに今冬残留は決定的という見方が広まっている。

 現在25歳の同選手は、2024年6月に半年間のレンタルにより京都へ加入すると、即座にレギュラー定着。リーグ戦15試合の出場、12試合のスタメン出場で11ゴールを挙げるなど、チームをJ1残留へ導いた。

 来日1年目から絶対的ストライカーとして活躍しているだけに、ファン・サポーターからはエリアスの完全移籍移行を望む声が。ブラジルメディア『グローボ』は11月13日の時点で「クルゼイロはエリアスを京都へ完全移籍移行により、売却することで合意」と伝えている。

 また同メディアの報道によると、京都はエリアスの保有権の50%を取得するほか、新たに4年半契約を結ぶ予定。京都は完全獲得により、250万ドル(約3億6000万円)を支払うという。

 一方、京都はJ1最終節の東京ヴェルディ戦を控える中、5日午後に2025シーズンのユニフォームを発表。チームカラーの紫、黒を基調に前面を4つの面に分けたデザインであるが、クラブ公式SNSアカウントには新ユニフォームを着たエリアスの姿がアップ。「来年のユニフォームに袖を通したってことは、引き続きサンガでやってくれるってことね?」「エリアス選手は残留ということでいいのかな?」「エリアス選手、来季も頼んだ!」といったコメントが多数寄せられるなど、ブラジル人アタッカーの完全移籍移行を期待する声が挙がっている。

 9月15日放送の『KICK OFF! KANSAI』(MBS毎日放送)にVTR出演した際、「できる限り長くここに残って、京都の力になりたい」とサンガへの思いを語っていたエリアス。クラブとともに、2025シーズンも引き続きJ1の舞台で戦うことになりそうだ。