この食い違いは何なのか…

朝日新聞森下香枝の麹町中学校ヒップホップダンス禁止令記事

中学部活動「ヒップホップ禁止令」生徒ら泣いて抗議 国会で論議も [東京都]:朝日新聞デジタル 編集委員・森下香枝2024年6月12日 10時00分

ところが昨年、学校側が「今年から体育祭でダンス部のヒップホップ発表の場を設けない」ことを決定。さらに今年3月には秋の麴中祭でもダンス部の発表はしないと決め、部員に通告したという。4月からは、活動内容を「創作ダンス」に変更することを学校側が決定し、コーチも創作ダンス専門に代わったという。

保護者らは学校に抗議。その結果、3年生が引退する1学期末の7月まで、週1回だけヒップホップの自主練習をすることが認められた。しかし、1学期終了後は自主練習も不可となり、退部する部員も出た。

区教委は取材に対し、「当事者以外への回答は行っておりません」と回答した。

6月12日の朝日新聞で森下香枝編集長の署名記事として、千代田区の麹町中学校のダンス部の部活動でヒップホップダンスが事実上禁止され、保護者が抗議した、とする内容が伝えられました。

ヒップホップダンスは学習指導要領の解説で「現代的なリズムのダンス」*1として書かれていることから、学校側に対する批判がSNSで相次ぎました。

すると…

麹町中学校校長堀越勉の保護者説明文「学校の考え方や活動実態と異なる」

千代田区立麹町中学校-重要なお知らせ

本校ダンス部に関する報道について

6月13日付で保護者向けの説明文書が校長の堀越勉名義で出されており、「ダンス部の活動に関して、学校の考え方や活動実態と異なる報道」と朝日新聞報道に異議を唱えています。

5月より、専門性の高いコーチが着任し週2日の活動が始まっております。ヒップホップダンスに特化した練習及び多様なダンスに対応できる基礎基本の練習を実施しております。

これによりSNSでは朝日新聞に対して「また捏造報道か」といった言説が出てきました。ただ、この説明文は朝日新聞記事の内容を具体的に示して異なる事実関係はこうである、という書きぶりになっていないため、何が「活動実態と異なる報道」なのかが曖昧なものだという印象です。

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