門から少し入ったところに造られた朱塗りの舞台。ここから見下ろす紅葉の景色も見事です。
土曜日の京都は観光客で大混雑。北野天満宮は先ほど紹介したとおり学生だらけですが、御土居の中は人通りも少なく静かです。深呼吸しながら緑の世界を堪能できます。
北野の御土居のシンボルともいえるのがこの赤い橋。鶯(うぐいす)橋と呼ばれています。この季節は青もみじの緑と朱塗りの橋のコントラストが見事です。
西の堀としての役割を果たしつつ紙漉きも行われていたという清流、紙屋川に架かる橋。木漏れ日に照らされて美しいです。
暫し橋の真ん中に立って青もみじと川の流れをゆったりと眺めました。
今回のブログは全体が緑色ですよね。賑やかな京都にいながら静かに一面緑の世界に浸れる貴重な場所です。青もみじの名所はほかにもありますが、寺社が多くこれだけ人のいない場所は珍しいと思います。お気に入りの場所になりそうです。
展望所まで登ると鶯橋を上から望めたり、国宝の天満宮本殿を紅葉越しに眺めることができます。ここからしか望むことができない本殿の姿です。
天神様の裏手にひっそり佇む北野の御土居。どっぷり新緑に浸れる素晴らしい場所でした。次は紅葉の季節、燃えるような赤の世界も楽しんでみたいと思い、牛の頭を撫でて天満宮を後にしました。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年5月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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