元ブラジル代表MFオスカルは、2024シーズン限りで中国1部の上海海港を退団。12月3日のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)光州FC戦がラストマッチとなったが、ここに来てJリーグ移籍の可能性が浮上。日本の一部情報筋のリポートをもとに、ブラジル国内では浦和レッズが移籍先候補だと報じられている。
現在33歳の同選手は、FIFA U20ワールドカップ優勝、ロンドン五輪銀メダル、FIFAワールドカップブラジル大会でベスト4という実績の持ち主。チェルシー在籍時にはUEFAヨーロッパリーグとプレミアリーグのタイトルを獲得している。
上海では2017年から8シーズンにわたりプレーしているが、契約満了による2024シーズン限りでの退団が確実に。ラストマッチの光州戦ではPKから同点ゴールを決めたほか、試合後には涙を流していた。
そんなオスカルの去就を巡っては、以前からアメリカや中東行きの可能性が報じられているが、ブラジルのサッカー情報に詳しいライザ・シンプリシオ氏によると、現時点でカタールと日本のクラブが接触。本人はMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)でのプレーを望んでいるものの、MLS所属クラブから興味深いオファーは届いていないという。
またブラジル1部のCRフラメンゴ、サンパウロ、それに古巣のSCインテルナシオナルもオスカルの獲得に興味。選手本人は12月中旬に帰国予定であり、休暇をとりながら国内外問わず様々な可能性を検討するとのことだ。
一方でブラジルメディア『Bola Vip』は4日、日本国内の報道内容をもとに「オスカルに浦和が関心。浦和はアメリカ開催のFIFAクラブワールドカップに焦点を当て、市場で大胆な動きをする」とリポート。オスカルは2011年にインテルナシオナルでプレーしていたが、当時FWチアゴ・サンタナ(現浦和所属)がインテルナシオナルのU20チームに在籍していた。