マイバッハブランドの歴史上、最もスポーティなモデルは細部までこだわった絶妙なデザイン、そして上質な素材の組み合わせが特徴
メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・マイバッハより新型モデル「メルセデス・マイバッハSL モノグラムシリーズ」をアジアプレミアした。このモデルは、マイバッハブランドの歴史上、最もスポーティなモデルであり、細部までこだわった絶妙なデザイン、そして上質な素材の組み合わせが特徴だ。
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特長的なデザイン要素として、マイバッハパターンがエクステリアからインテリアまで施され、一体感を生み出している。これらの特別なアクセントは、フロントからリアまで表現された。市場投入時には、ロードスターのツーシータ―モデルに、2つのキュレーションされたデザインコンセプトが用意される。
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「メルセデス・マイバッハSL 680 モノグラムシリーズ レッドアンビエンス」は、外装色「オブシディアンブラック(メタリック)」と「MANUFAKTURガーネットレッド(メタリック)」が織りなす、新しいツートーンペイントの組み合わせが特徴だ。
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「メルセデス・マイバッハSL 680 モノグラムシリーズ ホワイトアンビエンス」では、「オブシディアンブラック(メタリック)」がMANUFAKTURオパリスホワイトマグノとコントラストを生み出し、メリハリあるエレガンスを演出している。
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この非常に鮮やかな「レッドアンビエンス」とエレガントな「ホワイトアンビエンス」は、官能性、美しさ、軽快性を体現しており、メルセデス・マイバッハの哲学と、ドライビングエクスペリエンスを表現している。
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内装には、植物由来のなめし加工を施したクリスタルホワイトのMANUFAKTURナッパレザーと、光沢あるシルバークロームのトリムパーツが随所に施され、マイバッハならではの世界観が感じられるようデザインされている。市場展開は2025年春にヨーロッパから始まり、ほかの市場でも順次展開される。
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都内で開催されたメディア向けの発表会では、オープニングで雅楽師の東儀秀樹さんによる演奏からスタート。その後、同社の社長兼CEOであるゲルティンガー 剛氏が登壇し挨拶、本国から来日したメルセデス・マイバッハ部門責任者のダニエル・レスコー氏のプレゼンテーションも行われた。
高級感あふれるマイバッハスタイルエレメントとダブルスクープを備えた象徴的なデザイン
ブランド哲学に沿って、メルセデス・マイバッハSLは感性を刺激する体験を提供。縦のピンストライプを配したマイバッハ専用ラジエターグリルは、中央に配置された”MAYBACH”のレタリングと精巧に統合されイルミネーションにより照らされる。
特徴的なボンネットマスコットには、フロントからリアにかけて中央を走るクロームフィンが施され、ボディにメリハリをあたえる。上質さをさらに高めるため、オブシディアブラックのボンネットには、グラファイトグレーのマイバッハパターンが組み込むことが可能だ。このボンネットの製造工程は非常に複雑で、高い精度が求められるため、一部がハンドメイドで行われている。
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まずボンネットにベースコートが施され、それから手作業で研磨され、マイバッハパターンを塗装。さらにクリアラッカーの塗装の後、再び手作業による磨きを経て、最後にもう一度クリアラッカーが塗布され仕上げとなります。各工程は高度な技術により、極めて精密に行われる。
ヘッドライトの内部は、ローズゴールドの上質なアクセントで仕上げられた。フロントスポイラー左右に配置されたワイドなエアインテークにより、 迫力のあるデザインとなっている。フロントガラスフレームやサイドスカートにはクローム装飾が施されている。
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ホイールは5ホールデザインまたはマルチスポークデザインの21インチ鍛造ホイールが設定される予定。広範囲にわたって防音処理が施されたアコースティックソフトトップは、ライトブラックカラーのファブリックで構成され、マイバッハパターンがアンスラサイトカラーで組み込まれている。
リアは、マイバッハのシグネットが入ったテールランプ、クロームトリムの入ったリアスカート、専用のリアディフューザーデザイン、ルーバーの追加されたエグゾーストエンドによって特徴づけられている。シート後方には、空力特性を考え設計されたエアロダイナミクスを向上するダブルスクープがこのモデル独特のデザインを演出している。
ボンネットのクロームストリップと相まって、特にルーフオープン時で、2シーターならではの非常にエレガントでスポーティなプロポーションを表現している。
マイバッハ専用装備と、クリスタルホワイトレザーが際立つインテリア
インテリアは、マイバッハ特有の装備とドアパネル、センターコンソール、そしてブランドのロゴがあしらわれたシートに採用されたクリスタルホワイトのナッパレザーが特別な高級感を生み出している。植物由来のなめし加工を施したクリスタルホワイトカラーのナッパレザーは、洗練された雰囲気を醸し出している。
さらにナッパレザーのなめし剤にはサステナブル素材を使用。シートは、新たなフローラル・デザインになっており、シート後ろのスペースもホワイトのレザーで仕上げられている。メッキ装飾を施したシートバックレストとシルバークロームのトリムが鮮やかなコントラストを生み出す。
デジタルコックピットディスプレイとメディアディスプレイには、マイバッハオリジナルのスタートアップアニメーションと表示スタイルが組み込まれています。さらに、マイバッハロゴがステアリング、ステンレスペダル、 ステップカバーにもあしらわれている。
高いレベルのドライビングフィールと静粛性、優れた8気筒のドライビング体験の融合
メルセデス・マイバッハSLは乗り心地と静粛性も追求するため、高い運転能力と快適性に優れた4リッターV型8気筒を採用した。
さらに、専用の排気システムはサウンドを最適化し、広範囲の断熱/遮音対策により高い静粛性を実現し、快適性を重視したサスペンションセッティングやソフトエンジンマウントを採用。これらの要素が組み合わさることで、マイバッハならではの静かで快適な乗り心地を提供する。
さらに、4L V型8気筒ツインターボエンジン(430kW/585hp)と、アクセルペダルの操作に応じてスムーズにシフトする9G-TRONICオートマチックトランスミッションの組み合わせにより、極めてダイナミックなドライビングプレジャーを楽しむことができる。
連続トルク可変配分式四輪駆動システムである4MATIC+が滑りやすい路面条件でも高いトラクションを提供し、走行安全性を向上させる。標準装備のリアアクスルステアリングは、機敏さと安定性を兼ね備え、操作性と安全性を両立したドライビング体験を実現する。
文・LE VOLANT web編集部/提供元・CARSMEET WEB
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