ジープが7名乗り3列シートを備えたミッドサイズSUVのコマンダーに特別仕様車の「オーバーランド」を再設定。ボディカラーに新色のグレーマグネシオメタリックを、インテリアにエンペラドールブラウンのスウェード素材を採用したインストルメントボルスターとプレミアムレザーシートを、ルーフに室内の開放感を高めるコマンドビュー デュアルペインパノラミックサンルーフを特別装備。販売台数は100台限定
Stellantisジャパンは2024年11月27日、7名乗りミッドサイズSUVのジープ・コマンダーに特別仕様車の「オーバーランド(Overland)」をラインアップし、12月7日より発売すると発表した。車両価格は634万円に設定で、販売台数は100台の限定だ。
今回の特別仕様車は、本年5月にパールホワイトトライコートとブリリアントブラッククリスタルP/Cのボディカラーを纏って限定200台で発売したジープ・コマンダー・オーバーランドが好評を博したことから、その第2弾として設定される。ベース車は通常モデルのリミテッドで、ボディカラーには新色のグレーマグネシオメタリックを採用。また、外装にはボディ同色の前後フェイシア/ホイールフレア/シルモールディングや、グロスブラックアクセント付のクロームフロントグリル、グロスブラック塗装のシャークフィンアンテナ、“OVERLAND”バッジなどを特別装備する。足もとにはダイヤモンドカット/グラナイトクリスタルアクセント入り18インチアルミホイール+235/55R18 M+Sタイヤを装着した。
インテリアに関しては、インパネやドアトリムにエンペラドールブラウン色のスウェード素材ボルスターを配し、さらにプレミアムレザーシートもエンペラドールブラウンを基調としたうえで、前席には“OVERLAND”の刺繍を入れて、上質かつ華やかな室内空間を創出する。また、通常はオプション設定のコマンドビュー デュアルペインパノラミックサンルーフを標準で組み込んで、室内の開放感を高めた。
パワートレインはベース車と共通で、最高出力170ps/3750rpm、最大トルク350Nm/1750~2500rpmを発生し、排出ガス後処理装置として尿素SCRシステムを組み込む1956cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジンと電子制御式9速ATのトランスミッションを搭載。駆動系には電子制御式パワートランスファーユニット(PTU)によって走行速度にかかわらず滑らかに4×2と4×4が切り替わるJeepアクティブドライブや、スロットルコントロール、トランスミッションシフト、トランスファーケース、トラクションコントロールなど12種類の車両マネジメントシステムを連動させることであらゆる路面状況での高い走行安定性を実現し、合わせて任意で「SAND/MUD」「SNOW」「AUTO」という3つのドライブモードが選択できるセレクテレインシステム、急な下り坂を一定の低速で安全に走行できるヒルディセントコントロール(HDC)を採用している。
提供元・CAR and DRIVER
【関連記事】
・「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
・最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
・コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
・2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
・Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ