ヨーロッパ旅行の魅力に、短時間で国を跨いで旅行ができること、それぞれの国の雰囲気や文化の違いを体験できることがあります。ベルギーのブリュッセルに行こうと思ったきっかけは、その当時住んでいたドイツから近いこと、世界遺産のグラン=プラスを見てみたかったことがきっかけです。
ドイツから近いので、どんな風に文化が異なるかも気になっていました。
この記事では、ブリュッセルの2泊3日の旅行で見つけた、おすすめの場所、おいしかった食べ物、泊まる場所の決め方のコツなどをお伝えします!
1. ベルギーってどんな国?
ざっくり、ベルギーの国の特徴について紹介すると、
- 面積は四国くらい。人口は東京の人口を少し上回るほど。
- フランス語、オランダ語、ドイツ語(少数)が飛び交う。英語が使える。
- フランス、オランダ、ドイツ、ルクセンブルクに囲まれた国。
ブリュッセルでは、フランス語とドイツ語と英語が聞こえました。私がその言語しか認識できなかったからかもしれませんが。英語を快く話してくれる人が多く、4ヶ国に囲まれるだけあって色々なバックグラウンドを持つ人でいっぱいという第一印象でした。
そして石畳が並ぶ街並みがとても美しかったです。石畳の上でスーツケースを運ぶのには苦労をしましたが(笑)
2. 実際に訪れたブリュッセルのおすすめの場所
移動日を含めた2泊3日という計画だったので、忙しい旅になるのではないかと少し心配していましたが、ブリュッセルの街はこじんまりとしているので、徒歩で市内をゆったり観光するのには、ピッタリでした。
美術館や宮殿などをゆっくり観て回りたいという方は、1日または2日増やしてみるといいかもしれません。
グラン=プラス
なんといっても、この広場は行先リストから外せません。ブリュッセルの街の中心地にあり、もともとはギルド(商人の組合)の互いの発展のための集いの場として栄えていました。
広場を囲む歴史的建造仏の1つとしてギルトハウスがありますが、神々しく、それらを眺めていると、中世にタイムスリップしたような気持ちになります。建物の頂点には、それぞれの商売を象徴する像が飾られています。
例えば、油屋の家は守護神、射手の家はフェニックスなど、おとぎ話に出てくるような可愛らしいモチーフが飾られています。今も尚、歴史的建造物を実際に見ることで商人たちのエネルギーを感じるような気がします。
ブリュッセル市庁舎も広場に面して建てられています。当日は、何組かのカップルが結婚式を挙げていて、観光客を含めた大勢の人で温かい祝福のムードで包まれていました。花嫁と花婿を乗せた車も美しく飾られていて素敵でした。
<繊細なデザインで魅力的なギルトハウスの写真は、お気に入りで、私の待ち受け画面になっています>
【グラン=プラス】
- 住所:Grote Markt 1000 Brussels Belgium
ギャルリ・サンテュベール
グラン=プラスから少し歩いたところにあります。美術館の中に街の通りがあるような、ガラス張りの天井にさまざまな可愛らしいカフェやお店が立ち並んでいます。素敵な空間でおいしいお菓子と紅茶やコーヒで癒されました。
【ギャルリ・サンテュベール】
- 住所:Galerie du Roi 5, 1000 Brussel, Belgium
- 電話番号:+3225450990
- 入場料:無料
ヌーヴ通り、小便小僧
繁華街の中に人が集まっている場所がありました。日本でも有名な小便小僧の通りにいつのまにか迷い込んでいました。多くの人が写真を撮り、像を眺めている姿は少し滑稽ですがやはり人気なスポットのようです。
思ったよりも小さい像で驚きました。近くにはワッフル屋さんやフライドポテト屋さんが並びます。
芸術の丘
眺めがよく、ブリュッセルの街並みを一望することができます。私たちは高台にあるカフェで一休みしました。音楽を演奏している人も多く、日曜日でしたが多くの人で賑わう場所でした。
宗教の関係で日曜日はお休みのお店がほとんどですが、カフェは空いているので、日曜日の旅行は少しペースを落としてカフェでゆったり過ごしながら街を散策することをおすすめします!
アンティーク蚤の市 ジュドバル広場
可愛い雑貨や骨董品などお手軽な値段で販売されています。宝探しのようで楽しいです。ヨーロピアン風の骨董をゲットしました!!
3. おいしかった食べ物
チョコレート お土産にも、Godivaのチョコレート屋さんもあります!
ベルギーと言えば、チョコレートですね。たくさんの種類のチョコレートがあり、試食もできます。私が初めてベルギーのチョコレートをお土産でもらった時に思ったのですが、箱にぎっしりチョコレートが入っています。
個包装や無駄な包装をせずにチョコレートがたくさん袋や箱にずっしりと入っているイメージです。もちろん味もとてもおいしく、たくさん買いたくなっちゃいますよ。パッケージのデザインも可愛らしく、お土産にもピッタリだと思います。
【Godiva Grand Place】
- 住所:Grand Place 21/22, 1000 Bruxelles, Belgium
- 電話番号:+3225112537
- 営業時間:10:00~20:00
- 定休日:無し
ベルギーと言えばワッフル!!
たくさんの種類のトッピングがあり、とても迷いましたが、ホイップクリームたっぷりのワッフルを食べました。
クリームが苦手な人でも、たくさんの種類があるので選ぶことができます。思ったより甘すぎず、意外とペロリと気づいたら食べ終えていました。
【Waffle Factory】
- 住所:Rue du Lombard 30, 1000 Bruxelles, Belgium
- 電話番号:+3225023147
- 営業時間:8:30~21:00(土曜日のみ8:30~22:00)
- 定休日:無し
あつあつのフライドポテト
フライドポテトは揚げたてでとてもおいしかったです。小腹がすいているときにはちょうどいいサイズで、ジャガイモの味がしっかりした太めのフライドポテトで満足でした。
【Fritland】
- 住所:Rue Henri Maus 49, 1000 Bruxelles, Belgium
- 電話番号:+3225140627
- 営業時間:11:00~25:00
- 定休日:無し
カフェのおしゃれランチ
旅行のスタイルは人によりますが、私は比較的旅行するときは食事にあまり時間をとらずに、簡単に済ませることが多いです。おしゃれなカフェを見つけたので、カフェランチをしました。ヘルシーでなおかつ、おいしいランチでした。
カフェのスイーツ
カフェ文化があるのか、スイーツの種類も多く、甘さもちょうどよく上品な味わいでした。秋に訪れたので、少し寒いですがテラス席でカフェをする人も多いです。
4. 泊まる場所の決め方
中心街に泊まるなら、民泊(Airbnb) がおすすめです。ブリュッセルの中心地の観光は徒歩での移動で済むので、泊まる場所が遠いとわざわざ公共交通機関またはUberやタクシーなどを利用して移動しなければなりません。
時間がもったいないと考え、今回の旅行はホテルよりは安く済ませられる中心地にある民泊(Airbnb)を利用しました。中心地のホテルやモーテルは郊外に比べると高いですが、誰かと一緒に旅行していれば1部屋の民泊(Airbnb)の値段を人数で割ることができて、手軽に利用することができるのでおすすめです。
いつもどきどきするのが、ヨーロッパ式の玄関の開け方です。今回はピンコードで到着したことをオーナーに伝えると教えてくれました。そしてなんと、ドアを開けられた!と思った先には、立派な室内の螺旋階段がありました。
ヨーロッパは古い建物が多いので、エレベーターがないことがあります。建物自体は綺麗でしたが、荷物を持ちながら階段を登ってようやく部屋にたどりつきました!!
中心地なので石畳式の街並みで眺めがよく、気持ちよく2泊過ごせました。夕食はスーパーで買った食材をキッチンで作ることができます。簡単で美味しいパスタ、飲んだことのない飲み物やおつまみを買って、ゆったりアットホームな空間で夕食を楽しみましたよ。
※Airbnbのサイト(アプリ)を利用して、今回の宿泊先を予約しました。
いかがでしたか。
私はブリュッセルしか行くことができなかったので、他のベルギーの観光もしてみたいなと思いました。
近くのドイツやフランス、オランダ、ルクセンブルクを訪れる際には、ベルギーの観光も考えてみてくださいね。
文・写真・キハル/提供元・たびこふれ
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