町田ゼルビアはロングスローやFW藤尾翔太によるPK直前の水かけ行為で話題を呼んでいるほか、ヴィッセル神戸やサンフレッチェ広島とJ1優勝争いを展開。12月8日にJ1最終節・鹿島アントラーズ戦を控える中、黒田剛監督が自分自身やクラブに対する批判・誹謗中傷に言及した。
町田の戦い方を巡っては、以前からSNSなどを通じてクラブや所属選手・スタッフに対する誹謗中傷が殺到。クラブはこうした誹謗中傷に対して刑事告訴を講じると声明を発表しているほか、日本代表MF伊東純也(スタッド・ランス)の代理人弁護士を務める加藤博太郎氏を顧問として招き入れた。
インターネット放送局『ABEMA』で11月30日から放送されている町田の特集番組でも、同クラブを標的とした批判・誹謗中傷メッセージが紹介されているが、こうした声に対して黒田監督が以下のようなコメントを残している。
「SNSで話題の中心となるくらいありましたけど、だからこそやりがいもあるし、見返してやろうという自分自身の意地もある。そういうことを言う人よりも、応援してくれている人たちの方が無数に多くいるわけですから、その人たちの思いや希望を裏切らないようにやっていくことがプロだと思っている」
青森山田高校の監督時代に数多くのタイトルを獲得し、町田でも日頃のトレーニングからハードワークや徹底的に勝負にこだわる姿勢が求める黒田監督。J1初挑戦ながらも優勝争いを繰り広げている要因には、周囲からの様々な声を力に変える指揮官のメンタリティーもあるはずだ。