今季限りでの小菊昭雄監督退任が決まっているセレッソ大阪。現在、サガン鳥栖へ期限付き移籍している元日本代表MF清武弘嗣の大分トリニータ移籍報道も飛び交うなど、2024シーズン終了後の大きな変化が予想されている。
清武は2010年から2年半にわたりC大阪でプレーした後、ニュルンベルク、ハノーファー、セビージャと渡り歩き、2017年1月にC大阪へ復帰。しばらく中心選手として活躍していたが、2023年以降は出場機会が激減。2024シーズンもリーグ戦で6試合の出場にとどまると、7月に鳥栖へ期限付き移籍した。ただ報道によると、同選手はシーズン終了後に自身のプロデビューの地である大分に戻ることが決定的だという。
清武の移籍と言えば、C大阪でチームメイトだった元日本代表MF香川真司のSNS投稿が記憶に新しい。香川は清武の鳥栖移籍がリリースされた7月7日にインスタグラムを更新。「キヨとの思い出を語り出したらキリがないから簡潔に」と前置きした上で、以下のように綴っていた。
「この1年半という短い時間だったけど共に戦えた事を誇りに思うと同時にセレッソにとって清武弘嗣がどれだけ大きな意味を持つかを隣で感じました。沢山の選手が貴方の存在に助けられたと思います」
「正直キヨにはもっと相応しい送り出し方があったと思うがキヨの決断をみんなで応援してる!明日から練習場に居ないと思うと寂しすぎるが自分が最後言えるのは『キヨ本当に心からありがとう』 キヨらしく鳥栖でサッカー楽しんでな」
この投稿文の中で「キヨにはもっと相応しい送り出し方があったと思う」という発言を巡っては、一部のファン・サポーターから「清武に対するクラブの扱いに複雑な思いを抱いているのでは?」といった指摘が寄せられていた。
なお小菊氏はスカウト時代に香川を発掘。香川も現指揮官をリスペクトしている。小菊監督、清武と関係性の強かった2人がチームを去るだけに、背番号「8」の去就に影響を与えないか心配される。