黒坂岳央です。
スマホの大型化が止まらない。単に画面が大きいだけでなく、GoogleからはPixel9 fold、サムスンはGalaxy Z、そしてファーウェイからも折りたたみスマホが出ている。
数年前まではラインナップに薄型、小型のスマホがあったが、最近は巨大化の一途を辿るばかりだ。小型スマホはなぜオワコンになったのか?
小型スマホがオワコンになった理由答えはシンプル、売れないからだ。
Appleから出ていたiPhone 12 miniは全体売上の6%未満、
iPhone 13 miniは売上の約3%、あのAppleのブランド力を持ってしても売上は振るわなかった。国内メーカーの楽天モバイルからはRakuten Miniが発売するも、販売終了し中古でしか購入が出来なくなってしまった。
日本のSNSでは小型スマホを待ち望む声をそれなりに見るので「強力なニーズがあるのになぜ発売しないのか?」という印象を受けるが、実際のところ一部の小型スマホマニアの声が大きいだけで売上ニーズはないというのが実情なのだ。
小型スマホのメリットは?画面サイズが大きいほうが使いやすいのに、なぜ小型スマホを支持する声があったのか?かつて使用していた筆者の肌感覚で次のメリットがあげられる。
その最大の活用法としては、サブ機だ。メイン機のバッテリーが減ってきた時にサブ機として小型スマホを持っていれば、いざという時の予備に活用できる。軽くて小さければ荷物にもならない。最近はモバイルバッテリーも軽量化、薄型化しているのだがやはり直接スマホとして使える予備機の存在は心強い。
また、小型の画面がネックにならない使い方に特化するのもいい。たとえば電話番号やSNSアカウントをビジネスとプライベートに使い分けたり、PCのテザリングに使えるのだ。
小型スマホからウェアラブルデバイスへ小型スマホが完全に消えた今、どうなっているのか?というとウェアラブルデバイスが一部その役割を担っている。その代表格がApple watchだ。筆者もビジネス用途で購入したが、これは腕時計型スマホに近い特性がある。